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テーマ:ニュース(100222)
カテゴリ:日記
「のまネコ問題」についてもう一度語ります。問題提示があったので。
・今回の騒動、そもそもの問題はどの部分なのか。 ・どういう対応をすれば問題は発生しなかっただろうか。 ・今後このようなネットで生まれたものをリアルの世界に露出した際に同様の問題が発生するか。 そもそもの問題は、「のまネコ」なるキャラクターを商標登録して利益を得ようとした部分にあると思います。 フラッシュをCDにつけてもいい。他の類似フラッシュを公開さしとめするのも、「しかたない」で、すむでしょう。楽曲の権利はavexにあるのだから。 avexが最初から「のまネコ」ではなく「モナー」であるとして、作者が特定できないキャラクターだから利益は社会還元するとしていれば、問題は発生しなかったでしょう。 「のまネコ」がいけないのです。 ネットで発生したものをリアルにうつすときは、権利問題に慎重になるべきです。 私自身が、「サメのこどもたち」というネット発生の絵本をリアルにうつしています。その際、出版資金を私が持つ、ということで、他の方には事実上の著作権放棄をしてもらっています。 今後同じような経緯で、例えば「海洋戦隊バトルシャーク」が世に出るとしたら、やはり著作権者は私になるでしょう。 それは、匿名掲示板ではなくハンドル名を使っていたから可能なのです。 2ちゃんねるのような匿名掲示板では、権利者を特定することは困難です。 だから、商標登録が必要な場合、利益は社会還元するべきなのです。それをはっきり明示した上での商品化なら、こんな問題はおきなかったでしょう。 それは「商品に責任を持つけど、権利は放棄するよ」という意思表示です。 avexのやり方は残念ながらその逆、といえないでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/10/01 04:32:58 PM
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