|
カテゴリ:牧場
今回は牧場めぐりではないのですが、ばん馬たちと会える話題をご紹介します。
まずは、コロナ禍でしばらくお休みしていたPR馬たちによる馬車の幼稚園、保育園への出張が、10月から復活。 10月26日にはフクスケが富士保育所を訪れました。 帯広南部の農業地帯にある保育所で、馬を運ぶ馬運車と、馬車を運ぶトラック2台で訪れます。 競馬場近くだと馬車のまま移動することがあって、偶然街中で見ると感動します。 1歳半から5歳までの18人が、馬車に乗り保育所の周りを40分ほど一周しました。 残念ながら霧に包まれましたが幻想的。 途中、犬が吠えていたのは私たち報道に向かってと感じました… 手を振ってくれました! テレビカメラが過ぎたら何人か手を引っ込めちゃったかな(笑) 戻ってきました! それからお礼のにんじんプレゼント。 背中にも乗せてもらいました。 黒っぽい鹿毛のフクスケがおとなしく子どもたちの相手をしている姿を見ていると、ふとリッキーに見えてきて、なんだか泣けてきました。 フクスケも先輩に負けじと頑張っています。 フクスケが帰るときは、馬運車が見えなくなるまで「バイバーイ!!」と手を振っていました。 子どもたちに「いつでも来ていいんだからね!」「自由に暮らしてね」(?)とお言葉をいただいておりました。 今年度、10月19日からスタートしたという馬車訪問。 コロナ禍でも、「来ないんですか」というリクエストは競馬場にたくさん来ていたそうです。今年いよいよ復活、と案内を送ったところ希望が殺到。抽選で選ばれた7校を順番に訪れました。 幼稚園によって反応はばらばらだったそうで、富士は「かわいいー」と喜ぶ子が多め。ある町中の保育所は怖がる子が多かったそうです。 札幌にミルキーが行った時、怖がる子が多かったので慣れかなぁ…と思ったのですが、そうでもないようで。世代の特徴なんですね。 道路を馬車が走るということは、ドライバーもその景色に出会うということです。 横をゆっくり通り過ぎる、という経験をした方も増えたらな…と思います。 ここ4年ほど、帯広の子どもたちは馬と触れあう機会が減っていました。 これからは、ばん馬がいるマチ帯広で子ども時代を過ごしたことを、記憶に残してほしいと思います。 馬車といえばリッキー。4市時代から競走馬として走りながら競馬場で馬車を引き(その後引退)、イベントに参加するなど、ばんえい競馬が大変な時期を支えてきました。 20代の地元出身者から「子どものころにリッキー馬車に乗りましたよ」という話を聞くとうれしかったものです。それからミルキー、キングとPR馬たちがばん馬を身近にしてくれました。 ムサシコマも、最初のころは「リッキー」と声をかけられていたそうです。 ちなみにニンジンをあげるとき、怖いからってニンジンを持っている手を引っ込めたり、ニンジンを落とすと、そのニンジンを食べようとして顔が近づき、お互いびっくり、となります。 持っていたら勝手に食べるので、ニンジンを馬がくわえたら手を離すようにすると良いでしょう。近くにあるニンジンを食べられなかったり、その時に怖がったりしていると馬もストレスになっちゃいますので頑張ってあげてください(笑) さて、12月2日、おびひろ動物園の冬季開園に合わせて「馬ふれあい舎」のオープニングセレモニーが開かれました。 ふれあい舎では、競走馬を引退したムホウマツゴロウとトラシゲに会うことができます。 冬期開園は2月25日までの土日祝日。来年ゴールデンウイークあたりから夏期開園がスタートすると思われます。 冬季営業の今は土日祝日の11時~14時と短いのでご注意! 普段は放牧されていますが、1日10~20分ほどのふれあいタイムがあり、顔をなでたりできます。こちらの時間はブログに掲載されています。 https://ameblo.jp/obihirozoo シマウマは短い時間しか展示されていませんのでチェックしてねー。ほかの動物たちもキュートです。年間パスポートもあります。 ふれあい舎は動物園の東側、道路沿いにあるので、角度に寄っては道から馬を見ることもできますよ。 現在帯広市の街中で「馬車BAR」の馬車を引くムサシコマは、冬の間特別プログラムとして、ますやパンの「麦音」で馬そりを引くイベントに参加しています。 1月13日~2月25日の土日祝日に行われる「麦音冬遊びパーク」です。 https://fuyuasobipark.com/ ほかにもカーリング体験やショップ出店もありますよ~ 昨年の写真 10月、ムサシコマは「とかち観光大使」に選ばれました! 十勝総合振興局と十勝観光連盟が選定するもので、人間以外初だとか。 関係者たちの努力が広がって、どんどん帯広で馬とのふれあいを楽しめる場所が増えていることをうれしく思います。 取材/小久保友香 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年12月28日 09時58分37秒
[牧場] カテゴリの最新記事
|