(副題:馬はどうした?いつものことだが、あんた帯広競馬場へ何しに行ったんだ?)
日本で、世界でただ一ヶ所、
もう北海道十勝は帯広市にしか残っていない「ばんえい競馬」。
ずっと赤字で廃止か存続か想像しただけで胸が苦しくなる綱渡りが続いていますが、
今年の6月に「2013年度は黒字に」という報道がありました。
ナイター開催やイベント、宣伝活動など運営側の努力、
長年ばんえいを支え守り続けてきた地元や全国のファンの応援はもとより、
漫画「銀の匙」の絶好調そして映画化でナウいヤングな(死語ダブル使い)ファンが増えたり、
手軽に100円からばんえいを下支えできる(ときどきお金が増えていて驚くこともある)
インターネット投票(楽天競馬とか、オッズパークとか)が好調なことなどのおかげでしょうか。
まだまだ楽観はできませんがひとまずホッ。
ただ、賞金額は全国で最低(一般競争だと1着でも5万円とか。JRAとは雲泥の差)ですし、
厩舎、厩務員さん、騎手、ばん馬生産農家、馬主さんなどなど携わる全ての人たちへ
苦労に見合った報酬が行きわたるようになるといいなぁ。
そうしてずっと次の世代へつながっていってくれればと・・・(祈
帯広競馬場に隣接する地産地消のたまり場「とかちむら」のゲートを抜けると
ししゃも国だった。
かぐわしく白い煙の向こうから「十勝産ししゃもをどうぞ」という優しい声がして
一目で新鮮でふくよかなオスとメスだと分かるししゃもと割り箸が目の前に差し出された。
あーうまかったー
10/26、ぼちぼち漬物や越冬用の野菜も並ぶ「とかちむら」でししゃもを配っていたのは
「十勝産のししゃも」と染め抜かれたハッピの方々。
(紫竹ガーデンカフェでお茶を飲みながら窓越しに撮影)
ししゃもを美味しく焼いていたのは弟子屈産の「北海木炭」!
どーだ!弟子屈って読めるかい?えっ、そこ?(答え;てしかが)
そしてサカナくんも羨ましがる(かもしれない)ししゃものかぶり物にロックオン!
「写真を撮らせてください」とお願いしたら、ししゃも帽を脱いで私に貸してくれようと・・・
ご親切にも「自分がししゃも帽をかぶって記念撮影したらいいべさ」と思われたようですが、
いやいや、私がコレをかぶった姿は想像しただけで恐ろしい。ししゃもマン、すてき~
「十勝産ししゃもオス10匹・メス10匹入り1箱2,000円」というお買い得価格で即売も。
(あ、輸入の危ないインチキししゃももどきの値段と比べないでね)
「食べて美味しいと思ったら、よかったら買ってってね~」という
穏やか~なオススメの仕方が心地ようございました。
味と品質に自信があるからでしょうね。
(十勝産ししゃもは"とかちむら産直市場"でも売っている時期アリ。価格等はお問い合わせを)
おっと、場内のモニターに「10/27 第10レース 広尾サンタランド30th杯 ししゃも特別」!
シャケ特別とかー、花咲ガニ特別なんてのもあるのかなー
(馬はどうした?いつものことだが、あんた帯広競馬場へ何しに行ったんだ?)
きれいな菊の花が見えたので引き寄せられるように近づくと、
「どうぞ」と北見の和種ハッカ「まんよう」の苗を手渡されました。
売っているのかと思いサイフを出しかけたら「いやいや無料です」って!
近所の園芸店などで探しても見つけられなかった和種ハッカの苗、
仕方なく来春に岩手の紫桜館から取り寄せようと思っていたほど育ててみたかった植物ゆえ、
ご褒美をもらった気分(ホクホク
この日10/26に行われたBG2「第35回北見記念」に協賛してのプレゼントだそうで、
喜ぶ私を見て「お好きなだけお持ちください」とおっしゃって下さいましたが、
なにせ高速バスの旅、ふたつだけ。ありがと~ 無事に育ったら写真送るねぇ~
(馬はどうした?いつものことだが、あんた帯広競馬場へ何しに行ったんだ?)
帯広競馬場入ってすぐのインフォメーションにて、
500円赤い羽根共同募金するともらえるリッキーピンバッジ(帯広市限定)。
2種類ありまして、1000円募金したら2種類とももらえました。
限定1500個、お早めにどうぞ!
(馬はどうした?いつものことだが、あんた帯広競馬場へ何しに行ったんだ?)
とかちむら産直市場内にはモ~累計1500万部突破のコミック「銀の匙」日本で唯一のショップ
『大蝦夷農業高校銀匙購買部 帯広支店』もございます~
競馬場内には映画「銀の匙」で使用された痛車ならぬ「痛ソリ」なども展示されておりました。
券売所の裏あたりでアートな気配を漂わす「ばんえいぎゃらりー」。
ばんえいファン、馬好き、馬の絵がスキ、古い懐かしい写真好きには堪らない空間です。
(馬はどうした?いつものことだが、あんた帯広競馬場へ何しに行ったんだ?)
やかましい、こう見えてもちゃんとばんえい競馬観戦だってしたわい!
ほぼ休止ブログだし、ばんえい2013年度黒字だし、
常より楽な気持ちで観戦できたような気がします。
この日の馬場は乾燥ぎみで、砂塵に煙ったこの写真もベンチに座ったまま撮りました。
へ?「楽な気持ち」じゃなくて「さらに腰が重くなったので楽して撮ってる」だけだろうって?
2014/10/26 3R 7・センショウレディー(牝3) 尾ヶ瀬騎手
士幌町の六車さんち生まれ 馬主・浅野勝善さま 谷厩舎
数年前の写真ですが、砂に煙っていない時の尾ヶ瀬騎手を見たい方はコチラ↓
あー、馬かわいい