再びです。
邦人安全情報(選挙管理内閣への移行に伴う治安悪化について(その5))
平成18年11月11日
在バングラデシュ日本国大使館
1.当地報道によれば、来年1月に予定されている総選挙に関し、アワミ連盟(
AL)が率いる14党政党連合が選挙管理内閣に出していた選挙管理委員会委員長の交替等の11項目の要求が実施されなかったとして、11月12日より全国で鉄道全線と道路、川の航路を封鎖し、チッタゴン港とクルナ港を閉鎖、街頭での抗議行動等を無期限で行うとする抗議プログラムを再開することを発表しました。
これに対し、前連立政権与党の中心であったバングラデシュ民族主義党(B
NP)も抗議行動を行うとしているところ、11日のアワミ連盟の発表では抗議プログ
ラムを「平和的に」行うとしていますが、今までの政党間の対立の経緯から政党支持者同士の衝突が激化し、治安機関の治安維持活動により、事態のさらなる悪化が懸念されます。
2.当地報道によれば、10月27日からの抗議行動で死者28人、負傷者2,
000人以上が発生し、ダッカと地方主要都市を結ぶ幹線道路のいくつかが14党政党連合のデモ隊により封鎖され、長距離バス、鉄道等の輸送機関がほぼストップとなり多大の影響が出ました。
3.つきましては、11月12日より主要政党間の衝突による治安の悪化が予想
されるため、バングラデシュに滞在される方は、不測の事態に備え、現地報道の確認、在バングラデシュ日本国大使館との連絡を密にするなどして最新情報の入手に努め、衝突が発生している地域への不要不急の外出を避けて下さい。やむを得ず外出する際には群衆が集結しそうな場所に近寄ることは避けるとともに、自己防衛手段を常に念頭に置くなど慎重な行動を取って下さい。また、バングラデシュに渡航を予定されている方は、渡航の是非を含め自らの安全につき真剣に検討を行い、十分な安全対策を講じることをおすすめします。
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