カテゴリ:ぼやき・ひとりごと
明日は母の日。
何をあげたらよいかと迷い、結局出先から電話した。 「もしもしー、あたしだけど。母の日何が欲しいの?」 「スニーカー頂戴。コンバースとかアディダスとか」 「革?布?」 「布で」 「色は?」 「白がいい」 「わかった。じゃー」 終了。 靴屋で定番・布・白のスニーカーを探す。早速発見。購入。 コンバースのオールスターのローカット白。約5000円。 ↓ここなら3600円で買えたのか。在庫もある。 そういえば、小学校6年の遠足直前。 「靴買うから出かけるよ!」と靴屋に連れて行かれた。 「今のサイズいくつ?」 「23.5」 「すいませーん、この靴の23.5出してくださーい」 って母親が勝手に決めたのが、オールスターの赤いハイカット。 それまでは大抵スーパーや安売り店で買っていたのに、なんで靴屋へ?とか、選ばせてくれなかったとか、踝が隠れる靴なんて履きづらそうだなとか。 嬉しさ半分、苛立ち半分で悶々としながら帰路についた。 反対に母親は妙に嬉しそうだった。 「中学でバスケット始めた時、バッシュっていったらこれだったのよね」 反抗期に差し掛かっていた私は「自分の思い出押し付けて」と腹立たしかった。 でも、目の前にあるオールスターはやっぱりかっこよかった。 母親は、自分の理想や夢を私に押し付けることはなかった。 間違っていることと、赤いオールスター以外。 あれから20年近く経って、今日母にオールスターをプレゼントした。 老けた母はあの時と同じ表情をしていた。 「やっぱりオールスターはかっこいいね」って言いながら。 嬉しさ半分、照れ半分でどんな顔をしたらよいか分からなくなってしまった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.05.08 01:28:52
[ぼやき・ひとりごと] カテゴリの最新記事
|
|