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テーマ:中学校って・・・(602)
カテゴリ:先生のおシゴト
多感な中学生と毎日をすごしていると、 さまざまな悩みを打ち明けられます。 友人関係、家族との関係…。 うまく解決できない自分の力不足に悩み、 自分を頼って打ち明けてくれた生徒に対して負い目を感じ、 鬱状態になってしまったこともありました。 「人の悩みを解決してあげよう!」などという考え自体が 思い上がりだったんだよなあ…とこの本を読んで思いました。 著者の重松清さんは、前に紹介した「ナイフ」を書いた作家です。 その著作は、現代の子供達の姿や内面を実にリアルに描いています。 この本には、重松さんに寄せられた 「家族の中でぼくだけ他人みたいな気がする」 「リストカットがやめられません」 といったなやみに対する答えがつづられています。 重松さんは、悩みとどう付き合うか、 向き合い方を提案しています。 悩みの解決法ではないのです。 私達教師にできることは、 子どもの悩みをじっくり聞くこと。 少しばかり視野を広げてやること。 それくらいのものです。 保護者の夫婦仲や家庭環境を変えることなんてできない。 人の性格を変えることもできない。 にほんブログ村 教育ブログ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.10.28 23:39:01
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