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2005.12.17
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夏の赤いたまごっち騒動に続いてえんたま編が勃発しました。

うちの息子がサンタさんからエンたまをもらうことに決めているのは、
以前の日記で書きました。
発売日にばあばが30分並び、ゲットしたことも。
そのエンたまはもちろん、息子にはナイショで
ばあばの家に隠してあります。
息子はエンたま発売日から1ヶ月もの間、
指折りクリスマスを待ち望んでいるのであります。
本当に片時も忘れることなく待ち望んでいるのであります。

先日ばあばが10日ほど大阪から帰っていました。
いつもは5時ごろからうちに来て、私のし残した家事を手伝ってくれて、
私かダンナが帰ってくるまでばんりといっしょにいてくれるばあば。
そのばあばが10日間いないということは、
我が家にもかなり影響があります。
私に突然の会議が入り、長引いてしまい、
6時を過ぎても帰る気配がないため、心細くなったばんりは、
私の携帯に電話をかけるも、携帯はむなしく職員室でなり続けていました。
携帯に出ないことでさらに心細くなったばんりが、
歩いて数分のローソンの前で目をこすりながら待っているのを先に帰っただんなが見つけました。

そんな数日後、ばあばが帰ってきました。
「何もお土産を買って来れなかったから、明日おもちゃ屋さんにいって何か買おうね。」とばんりにいっています。
う、いやな予感。たしか、えんたま売っていたよね…。
「えんたま買ってほしがるかもよ。」と私。
「えんたまはサンタさんにお願いしてあるからだめでしょって言い聞かせるから。」と母。

次の日帰ってきて、予感的中。
その日は7時を回っての帰宅。夕食はコンビニでお惣菜を買ってきていました。
「ごめん、おなか空いたね。」とごはんをついでいると、
えんたまストラップをもったばんりがなんだかすねている。
「やっぱり、えんたまがよかった…。」
「またか~。」と思いつつ、仕事疲れしてたのもあり、
「物を買ってもらって、そんな顔してどうすんの。ばあばがっかりするよ。」と言ってしまいました。
それを聞いて、さらに大声でしゃくりだすばんり。
そこで夫がぷっつん切れました。

「ばんりがあれだけほしがってるものがそこにあって、
それはだめだなんていっても、我慢できないのあたりまえだろ!
いい加減こっちも疲れて帰ってるんだ!家でばんりの泣き声なんて聞きたくないぞ!」って。
その大声にさらにおびえて泣きじゃくるるばんり。

いつもなら、こういうことがあると
私も泣きながら反駁して、
結婚当初なら数週間きまずさが続きました。
ここ数年、次の日には平常心に戻れるようになっていました。
でも今回は1時間後には、みんなで普通にごはんを食べました。

今回、ばんりの悲しみに火をつけたのは、私です。
ばんりもえんたまはだめだって言われていたから、
おもちゃ屋さんでぐっと我慢したんだと思います。
でも、やっぱりほしかった。もう少しわがままを言えば、
ひょっとしたら買ってもらえたもかもしれない、
そう思って、ばあばが帰ってから鬱々としていたのでしょう。

泣きじゃくるばんりの背中をさすりながら、
「ごめんね、お母さんがいらんこと言ったね。
 ばあばに文句をいっちゃいけないことくらい分かってるよね。
 ばあばとの約束があるから、えんたまほしいっていえなかったんだね。
 約束守って、偉かったよね。
 きっと、サンタさんがえんたまプレゼントしてくれるよ。」

しばらく泣いて、その後、いっしょにごはんを食べました。
怒りを静めた夫もそっとばんりの隣に座って、頭をなでていました。
夫の機嫌が直る最短記録だったように思います。

今日もばんりは「あと一週間だね!」と
やっぱりサンタさんを心待ちにしていました。

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Last updated  2005.12.18 01:19:42
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