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2006.02.24
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カテゴリ:先生のおシゴト
かめおかゆみこさんのブログを読みました。

まさに、教師に必要なことだと思います。
2年前、2年生を担任していたときぶつかった壁。
今年1年、1年生を担任してようやくわかりかけてきたこと。
この言葉に集約されているように思えます。

中学生、保護者、また同僚についてもいえることですが…。
「受け入れる」ことができない考え方とぶつかることがあります。
そんな時、私がやってきたこと、それは…
それは違うんじゃないかな、とやんわり相手を否定し、
自分の考えをくどくど語ること…。
否定しないと、
間違った(私にとって)考えを「受け入れている」=「肯定」することになるのだ、と。
そして言っても分かってくれない相手は切り捨ててきたように思います。
「何でわかんないのさ。もういいよ。分かってくれる人もいるからさ。」

表面上は「受け入れる」姿勢を見せながら、実は「受け止める」こともしない教師でした。
相手に負の感情をぶつけられるのに耐えられなかった。
自分が責められているような気がして。
実際責められたことも。
そんな時、相手の非を探して、
心の中で「そういう考えだからだめなんだよ。」って切り捨ててしまいました。
できるだけ負の感情を自分に向けてこないようにバリア張ってたかもしれないです。

金香百合さんがその著書で「感情によい悪いはない」と
おっしゃっていたことを思い出しました。
「その状況に置かれれば自分だって同じ感情を抱くかもしれないわね。」
と、マイナス感情をもつ人をも「受け止めて」いけば、
自分もつらくないし、相手もつらくないですよね。

こういう感情や考えはだめ!直しなさい!では、
人はホンネや弱音を吐けず、窮屈になってきます。

文部科学省が配っている「心のノート」。
人間に正の感情しか表させないようにしようとしているのでは?
と考えてしまいます。
家庭に恵まれ、特に不自由のない子どもには問題もないかもしれません。
だけど、世の中の理不尽にさらされている子どもは確かにいるんです。
そんな子どもに正の感情だけしか認めない、とすると、
「私の考え方は不健全なんだ…」と追い詰められるか、
激しく反発するかのどちらかです。

相手の立場を考え、「受け止める」体勢を自分の中に作る。
これが大事な事なのではないでしょうか?

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Last updated  2006.02.25 01:11:35
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