がんばれ!!草野!
スポーツ報知から草野“星野流”でスランプ脱出 不振にあえぐ楽天の草野大輔内野手(31)が21日、先発投手のみのピックアップ練習に休日返上で参加。関川浩一打撃コーチ補佐(39)の熱血指導のもと、アメリカンノックに挑んだ。シーズン前、野村克也監督(72)から大きな期待をかけられながら、打率1割9分8厘と極度のスランプに陥っている男は、本来の姿を取り戻そうと努力を続けている。 必死にグラウンドを走り回った。外野の両翼を往復して打球をキャッチし続けるアメリカンノック。約150メートルの距離をダッシュしながら、草野が必死にボールに食らいつく。計13本で6往復半。「いやぁ、きついなぁ」と大粒の汗を流し続けた。 誰よりも練習をこなす努力家が、もがき続けている。早出特打ちなどでバットを振り続けているものの、どうしても不振から抜け出せない。20日の西武戦でも5打数ノーヒット。打率は、ついに1割台だ。シーズン前、「首位打者も狙える」と絶賛してくれた野村監督の期待に、応えられていない状態だ。指揮官は我慢して使い続けてくれているものの、本人は「監督も、そう気は長くない」と悲壮感を漂わす。 コーチ陣も、打線のキーマンを再生させようと必死だ。池山打撃コーチ、橋上ヘッドコーチと話し合った上で、草野にアメリカンノックを課した関川コーチ補佐は「状態が悪いときは、体の芯から汗を出すのも大切。(自分の)中日時代からそうだった。(当時の)星野監督には『走っとけ!』と言われたよ」と話す。現役時代、ガッツあふれるプレーでファンを魅了した男はこの日、熱血指導で草野を鼓舞。今後、試合当日も同じメニューを続けていくという。 「本人が一番つらいだろうけど、ウチは1人が欠けても駄目なチーム」と関川コーチ補佐。心強い手助けのもと、草野が長いトンネルを抜ける。みんな君を必要としているんです。だからノムさんも使い続けているんです。ライバルも続々出てきますよ。がんばれ,草野。久しぶりに関さんが登場しましたね。関さんの経験が草野を蘇らせてくれるはずです。頼んだぞ!!関さん。