労組プロ野球選手会の新会長に楽天・嶋を選出
労働組合・日本プロ野球選手会は6日、大阪市内のホテルで定期大会を開き、新井貴浩会長(35)=阪神=に代わる8代目の新会長として、嶋基宏副会長(27)=楽天=を選出した。任期は1年。パ・リーグ所属選手が選ばれるのは初で、20代が就任するのも初めて。嶋は「先輩方が10年、20年後を見据えてやってこられたように10年、20年後のプロ野球がより良くなっているように頑張りたい」と抱負を語った。 嶋は捕手として国学院大から大学生・社会人ドラフト3巡目で2007年に入団。東日本大震災が起きた昨年は、被災地チームの選手会長として復興支援に尽力した。 08年12月に就任した新井は会長を4期務め、昨年のセ・リーグ開幕延期問題やことしのワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場問題で先頭に立ち、選手会を引っ張った。新井は「自分なりに何とか務められたんじゃないかと思う」と任期を振り返った。 嶋基宏・新選手会長「数々の先輩がこの選手会をどのようにつくってきたかという重責を感じながら仕事をしていきたい。歴史を大事にして、新しいものをつくっていきたい」