何処に行ってしまったのぉぉぉぉ??
入社して3ヶ月。慣れない会社の雰囲気と一日中(お昼も)会社の中に居るというストレスを感じていた中唯一至福の時を味合わせてくれた、通勤途中のノラ猫さん。みすぼらしい白黒(灰色&ツヤのない黒)猫さん。目なんか半分しか開けれてなくて片方の目は殆ど閉じている。口に病気でもあるんだろうか。舌なのか、口内なのか。だら~んと赤い物が見え隠れしている。汚いノラ猫さんだったけど、お気に入りの場所(アパートの誰かの玄関の前に置いてある箱の上)にいつも寝ている。お天気の良い時には、階段のド真ん中にドテ~ンと爆睡。もっとお天気の良い時には冬の間に枯れた芝生の上で丸くなって、通行人を眺める。芝生のある空き地とアパートとの間の、4台程停める駐車場がノラ猫さんのトイレ。そんなノラ猫さんに朝の挨拶をするのが、私の日課でした。ノラ猫さんに「おはよう」を言えなくなってから2週間が経ちました・・・。2週間前。東京は夏日と言われていた中、急に冷たい雨に見舞われたあの日から。希望と悲観の狭間で毎朝その場所を通る時「オマエと出会う事が出来て嬉しかったぞ」「もし生まれ変わったら、もし猫さんに嫌気をさしてなかったら猫さんになってまた遇おうね」ノラ猫さん。あなたのおかげで会社に行くのが楽しくなったよ。これからも頑張れると思えるようになったよ。ちょっと悲しい気分になりつつあの汚いノラ猫さんに出会えた事に。感謝。