べるにーにのブログ

「世界がもしも100人の村だったら」

こんなタイトルのワークショップに参加しました。



男性なのか女性なのか、子供なのか大人なのか老人なのか・・・

宗教は？　異性愛者なのか同性愛者なのか・・・

言語は何？　住む地域は？　文盲？　あるいは文字が読める？　

一握の巨大資本家、数多い中流、あるいは下層の民なのか。

さまざまなグループに分かれ疑似体験を行っていく勉強会でした。



ランダムにいただいたカードでべるはフランス語を話すアフリカ人、

でも文字は読むことが出来る“最下層の民”の役割でした（汗）



最下層の民としてゲームではとても惨めな思いをしました。

なぜならば発言することが許されない、怒りを表現することもできない。

支配層から与えられる食べ物は小指の先以下のバナナと少しばかりの飲みもの。



マジョリティーの中流階級はもらえるべきシェアは少ないのに、

我々よりは上に君臨しているという事実のせいか、そこそこ幸せそうです。



支配層は後ろめたさも感じつつも、絶対に今のシステムは壊したくない人たち。



ジョージ・オーウェルの小説「動物農場」を思い出しました。

さまざまな家畜が暮らす農場、怠惰な人間の支配に怒りを覚える動物たち。


動物たちは団結し革命を興し人を追いやってしまう。

やがて豚が人間に成り代わり新たな支配者として君臨しさらなる悪政を敷く・・・・・



理想に燃えたロシア革命後のスターリンの独裁やファシズムを

動物に置き換えて批判したような、というより哀しき人間の性を描いたSFでした。



みんなわかっています、この構図は容易には変わることがありません。

ただより良き社会の実現こそ恵まれた人々の務めなのかもしれません。





物質的な目標よりも大切な大きなヴィジョンを持つ、

我々は近視眼的なのでついつい忘れがちですが、とても大切なこと。

少なくとも苦しいことではないはず、地球の未来のためならば！



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