カテゴリ:映画
「アメリカンドリーム」という言葉はよく聞くけれど、
「ヨーロピアンドリーム」という言葉は、まず聞いたことがない。 「ジャパニーズドリーム」もしかり・・・・・ 何故なら、その長い歴史ゆえに階級社会が完璧に機能し、 王族を革命で断頭台に送りだしたブルジョワジーが経済を支配した。 貴族はあいかわらず存在し、ブルジョワと共に国家の中枢にあるのがフランスだ。 一方日本の支配層の閨閥は長州閥が中心です。 例えば安部総理のご先祖も 明治政府を樹立させ、日本を支配した長州の藩士(貴族)や長州の豪商(ブルジョワ)だ。 労働者でさえ困難なのに、旧植民地からの移民やその2世3世には 正直“持てるもの”と同等のチャンスは与えられない。 正月最後のお休み(べるは2日出張、4日も仕事でしたが) 日曜日の朝、やっとこの映画を観ることが出来ました。 フランス映画「最強のふたり」に出かけました。 Wikipediaによると、 『最強のふたり』(さいきょうのふたり、Intouchables) は、2011年のフランス映画。頸髄損傷で体が不自由な富豪と、その介護人となった貧困層の移民の若者との交流を、ときにコミカルに描いたドラマ。2011年にフランスで公開された映画の中で2番目のヒット作となった。 実話の映画化です。 貧しい若者ドリスの住む団地のある街を撮影するときは ブルーのフィルターで撮っているのか画面が冷たい色調だ。 一方大富豪フィリップのパリの屋敷の撮影はオレンジ系? 豊かさや暖かさが画面からも伝わってくる。 2つの対照的な世界として撮影されていました。 フランス語の題名は"Intouchables"。 触れ合うことのない二人の意味でしょうか? それは健常者と障害者、黒人と白人であり、貧困層と富裕層。 生まれた環境でその後の彼や彼女の人生の多くの部分が決定される。 でもそんな人たちが世界の大半を占めている。 触れ合うことのないはずの彼らがたまたま触れ合ったのでこんな物語が生まれた。 だからといって社会がそう簡単には変わらないことも、べるだって知ってる。 寒い冬にちょっと暖かな気持ちで映画館を後にしました・・・・・ 「名古屋でオーダースーツを提供する東洋商事株式会社のHPはこちら」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
January 9, 2013 04:22:54 PM
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