カテゴリ:映画
前回からの続きです。
ジム・ジャームッシュ監督のもう一本のお気に入り映画を べるはもう一度観たくてアマゾンでDVDを購入しました。 1991年制作「ナイト・オン・ザ・プラネット(英語のタイトルはNight on Earth)」 こちらも「コーヒー&シガレッツ」と同じで基本1対1のストーリー、 5つの都市での5つのストーリー、深夜タクシーの中での運転手とお客の物語です。 ロサンジェルス、ニューヨーク、パリ、ローマ、そしてヘルシンキ。 どれも他愛もないエピソードが中心ですが、一番印象に残っているのはパリ編。 パリでのお話が心に残っていたのでまた観たくなって購入しました。 ベルヴィル(昔の貧民街、エディット・ピアフ生誕の地)あたりから ラ・ヴィレット、ロワーズ河畔(北方面、パリの外れ)に向かうタクシー、 アフリカ、コートジボワール出身の運転手と盲目の女性客。 ジム・ジャームッシュっぽいのは、ベタな凱旋門やエッフェル塔、 モンマルトルをまったく登場させません、ぜんぜん“派手綺麗”じゃない(笑) パリの街角や裏通りを愛する彼、他のアメリカ人監督とはセンスが違う! 盲目の若い女性を演じたのはベアトリス・ダル。 彼女は健常者の運転手よりはるかに感性が鋭い、 アクセントや声色から彼の出身地(コートジボワール)を当てる。 彼女の指定したものとは違うルートを走っていることも当てる。 セックスも視覚以外の全てで感じることができる、と彼の問いに応える・・・・・ 「ベティ・ブルー」で衝撃的にデヴューして、いきなりスターレットとなった。 でもそんな成功には執着もなく波乱万丈、破天荒な人生を送る彼女は やがて、とある慰問先の刑務所の服役囚と結婚したらしい。 かなり風変わりな女優さんですね(笑)、でも彼女には何か“情緒”を感じます。 彼女だからジャームッシュ監督に選ばれた、べるの記憶にも“パリ編”が残った・・・・・ いずれにしても深夜のタクシーには“小説より奇な”ドラマがあるようです。 暗くてわかりにくいけれどタクシーは多分プジョー504、ディーゼルなのがパリです(笑) 「名古屋でオーダースーツを提供する東洋商事株式会社のHPはこちら」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
July 31, 2013 09:47:22 AM
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