カテゴリ:映画
「風立ちぬ」観ました。
堀越二郎、三菱零式戦闘機の設計者の半生に 自伝的小説「風立ちぬ」作者、堀辰夫の恋愛を掛け合わせたお話。 べる、じつは宮崎駿の作品はちょっと苦手。 その理由は二つ。 一つ目は、ヒロインの描かれ方がいつも清楚で同じ、少女趣味というか・・・・・ 二つ目は、描かれる世界がブルジョワジー的、お上品で素敵ですがべるは庶民なので(笑) 例えれば小津安二郎の映画のような雰囲気かな・・・(汽車のコンパートメント、 3等まであるのも知りませんでした) カプローニ、ユンカース、三菱(風立ちぬ)やマッキ、サヴォイア(紅の豚)など “枢軸国”の航空機への偏執狂的な愛情はわからなくもありませんが、男として(笑) とにかく“死の匂い”が常に漂っている作品。 大正から昭和にかけて関東大震災、軍部クーデター、空襲、そして原爆・・・・・ 運命なの? 天災と人災により無実の人たちが無差別的に殺されていった。 それでも悲しみを乗り越えて、戦ならば“かつての敵国に文句も言わず” 生きてきた日本人ってとても辛抱強いんです。 今も変わらないね、東北の震災、原発事故。 原発も止めず反省が苦手な我等、未来にもきっと災いはある。 右傾化している日本と東アジア、ひょっとしたら戦争だって再びおこるかも。 反戦でもなく戦争賛美でもない矛盾に満ちた作品。 機能美の極限にある戦闘機は、正直美しいし(笑) 主人公は軍需産業に従事しているのにイノセントな夢想家のエリートだ。 大勢の亡くなった方への鎮魂歌なのでしょうか、 未だべるには答えが見つからない、とても不思議なアニメ―ションです。 アニメ「紅の豚」主人公の飛行艇は実在しないが、サヴォイアのS21と名付けられた。 こちらはイタリアに実在したマッキM33。 とても美しい飛行艇。 「名古屋でオーダースーツを提供する東洋商事株式会社のHPはこちら」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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