カテゴリ:映画
ウッディ・アレン監督。
ある種の女性に対して意地悪、とても辛辣です。 テネシー・ウィリアムズ作「欲望という名の電車」の現代版? 溝口健二監督の映画「西鶴一代女」も思い出しました。 このブログを読んでる方がどちらかを観たことがあれば幸いですが・・・・・。 ニューヨークの上流社会に生きているジャスミン(ケイト・ブランシェット) 実は彼女の夫が手にした莫大な資産は様々な金融詐欺で得たものだった。 有り余る金があれば大概の男は遊ぶ、堕落します。 夫から別離を言い渡された彼女は逆上、夫の数々の悪事をFBIに告発する。 やがて先妻との子である息子は家出し、逮捕された夫は獄中で自殺する。 一文無しどころか負債にまみれた彼女は妹ジンジャーの住む 故郷のサンフランシスコへ逃げてくる。 彼女たち姉妹は二人とも養子だったので血は繋がっていない。 ジャスミンはブロンドでゴージャスなセレブリティー風、 ジンジャーは黒髪で痩せすぎた素朴な女性だ。 ジンジャーは貧しいながらスーパーのレジ打ちをし、ヒスパニック系住民の多い地域で 先夫との間に生まれた息子二人とつつましやかに暮らしている。 そんな環境が気に入らないジャスミン、ジンジャーの今の彼であるチリも軽蔑している。 ジャスミン、落ちぶれてもプライドはもとのまま、だから彼らとは噛み合わないままです。 要するにジャスミンはおバカさん。 夫の犯罪も見て見ぬふりだった、自分は今でもお姫様気分だ。 とりあえずお金を稼がなきゃ!って話なのに・・・・・ でもべるたち観客は気が付いてしまう。 人を騙した金で豪奢な生活をしている人々より、 貧乏でも真面目に生きている人たちのほうが美しいと。 とても切ない、哀しい女性の物語でした。 「名古屋でオーダースーツを提供する東洋商事株式会社のHPはこちら」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
June 11, 2014 10:57:48 AM
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