カテゴリ:映画
ここしばらく、フランソワ・オゾン監督が気になっている。
wiki見てたらこんなに映画撮ってた、べるが見たのは「8人の女たち」以降ですが。 サマードレス Une robe d'ete (1997) 海をみる Regarde la mer (1997) X2000 X2000 (1998) ホームドラマ Sitcom (1998) クリミナル・ラヴァーズ Les Amants criminels (1999) 焼け石に水 Gouttes d'eau sur pierres brulantes (2000) まぼろし Sous le sable (2000) 8人の女たち 8 femmes (2002) スイミング・プール Swimming Pool (2003) ふたりの5つの分かれ路 5x2 (2004) ぼくを葬る Le Temps qui reste (2005) エンジェル Angel (2007) Ricky リッキー Ricky (2009) ムースの隠遁 Le Refuge (2010) しあわせの雨傘 Potiche (2010) 危険なプロット Dans la maison (2012) 17歳 Jeune et Jolie (2013) 『危険なプロット』を観ました。 舞台は小さな街のリセ(高等学校) 中年男性、国語(フランス語)教師がいる。 生徒の出来が悪いといつも妻(ギャラリー勤め)にぼやいている。 日常の出来事、というテーマの作文を生徒たちに与える。 それを読んでるうちに抜群に文章力のある少年を発見。 その題材は数学を教えてあげているクラスメイトとその家族。 皮肉っぽく彼とその両親について描写している。 そして文章は『続く』で終わる。 教師はさらに文章をブラッシュアップさせるため放課後、 少年に個人授業をする(少し同性愛の匂いが) 教師は内容に興味津々、続きを書くようにと薦める。 クラスメイトや家族の描写方法についてレクチャーをするのだが、 その後の展開に興味を持つ、除き趣味的要素もあるのは事実。 少年はやがて家庭的だが倦怠感も醸し出している母親に恋をする。 周到な計画的を立て彼女を誘惑する。 しかしその現場をクラスメイトの息子が目撃してしまい・・・・・。 作文は真実なのか虚構なのか? 教師はストーリーの虜になっていく。 少年は教師を魅了し、彼の感情をコントロールしている? 教師はもはや共犯者、後戻りできない状況に巻き込まれていく・・・・・。 最後は悲劇的? 喜劇的? どちらにもとれる終わり方なのです。 人生に悲劇も喜劇もないのかもしれません。 どう捉えるか、それだけなのかも。 ミステリーの要素を含むストーリーを好むオゾン監督。 そして美しい映像と脚本でどきどきさせてくれる。 とてもエロティック、シニカルでもありショッキングでもある。 中性的魅力のある少年。 やはり、監督はゲイであることを公言している。 ゲイ=才能豊か、とは限りませんが、 何故か優れた芸術家にはゲイが多い気がしています。 「名古屋でオーダースーツを提供する東洋商事株式会社のHPはこちら」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
September 11, 2014 03:58:56 PM
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