Gibie! Gibie!
夕食はほとんど外食のべる。会合や懇親会なので2次会コース「3,000円~4,000円で飲み放題付き」の居酒屋お値打ちコース、あるいは大勢でホテルでの立食がとても多い。食事を味わいに行っているわけではなく、人との交流や懇親。ですからあくまで会話が主役で、食べたものや飲み物の印象は薄い。飲み放題メニューの怪しい(笑)生ビールやワインはあまり美味しくないし、料理には深い愛情も感じない・・・・・仕方ありませんね、お値段も安いからね(涙)TOYOのお客様で元フレンチのシェフに教えていただいた、ラ・ヴァガボンド(放浪者、旅人の意味)にやっと、相方と出かけました。ここはとてもいいです、お薦めです!予約制で一組4名まで、食事とそれに合うワインを出してくれます。それでも価格はリーズナブルで、満足のいくフレンチレストラン。フランス料理って一皿ずつゆっくりサーブされる、長い物語のようです。ただ誤解を恐れずに言えば“とても野蛮な”料理だと、べるは思っています。特に秋は猟が解禁、ジビエ(野鳥獣)の季節です!あらゆる種類の獣や鳥を、どう洗練させた料理に仕立てるかのか。そこがシェフの腕の見せ所ですね・・・・・べるも負けず野蛮なので(笑)喜んでいただきました。Amuzeは、ヤマウズラの小さいスープ。最初のお皿はブーダンノワール(豚の血のソーセージ)をチョイス。リンゴのグラッセ、オーベルニュの栗、パイ生地でお菓子のように。マナガツオのポアレ(グリル)焼き蛤と魚のスープでこれもなかなか。肉料理は迷わず「鳩」を選ぶ、もちろん頭も付いています。ウンブリア(中部イタリアの州)産の黒トリュフもピッタリ合う^^脳ミソは頭蓋骨の歯ごたえもありジューシー。ワインは野趣のある風味に負けない“シラー”を選んでいただきました。腐敗する手前の熟成が進んでいて肉は旨味を増し、まさに血の味です、内臓で仕立てたソースがまた濃厚でワインがすすむ!鳩さんは毛がないと意外とスリムですね・・・・・お腹にあった豆やドングリも見せていただきました。もちろん、ジビエは餌でその肉の味も変わる。秋は野生動物が冬眠の前に食いだめします、だから美味しい。本物のフレンチに大満足の夜でした。どう、べるのブログ読んでて気持ち悪くなってきた?(笑)「名古屋でオーダースーツを提供する東洋商事株式会社のHPはこちら」