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地震による影響は出版界にも及んでいます。 集英社と講談社は東北の製紙工場がストップしており、漫画雑誌に必要な紙が不足している状態です。 少年ジャンプは合併号などで苦肉の策をとっているようですね。 月刊マガジンはなんとか4月は発売にこぎつけましたが雑誌自体が減ページになります。 来月も減ページで発売するようです。 もちろん連載漫画も5月号同様に減ページになるでしょう。 自分は4月は体調のせいもありお休みをとらせてもらう予定でしたが、震災にあった読者のためにも仕事をする事にしました。 休む予定を取りやめ、無理矢理載せるので雑誌の編成上、減ページになります。 おそらく16~20ページでしょう。 どっかのラジオで編集部出身のコメンテーターが物流の関係で雑誌が休む所もあると言っていましたが、正確には製紙不足と、製版所が計画停電の影響で稼働不足になるためです。 本当にコメンテーターとはアテにならないですね。 しかし、今回の震災による政府対応もひどいものです。もちろん東電の役員や原発安全委員会もぬるい体質でした。 いつも被害が掛かるのは庶民と現場で働く作業員です。 これは天災時も戦争時も同じですね。 とにかく内閣は地震後すぐに有事における連絡網を作る事でした。 情報の混濁が第二の人災を招きました。 まあ、菅総理は僕の地元の選挙区でしたからそのパフォーマンスしか能のない人物像は知ってました。 アメリカのブッシュが大統領になった時、ブッシュを教えた大学の教授が「あんなバカに大統領が務まるか」というニュアンスの発言をしたと聞きましたが、菅総理が総理になった時もブッシュのエピソードがダブる感覚でしたね。 では民主党でなく自民党が与党だったら今回の震災への対応はましだったかというとそう大差はなかったでしょう。 丸投げ体質は自民も民主もおなじでしょうから。 ただ自民はアメリカには従順なので原発問題で早い時期に米軍の応援を要請したかもしれませんね。 危機の時こそ人物の真価が問われるとは良く言います。 民主党は実に見苦しい姿を見せました。 与党になって尖閣諸島問題や震災と運の悪い政党でもありますが、それも真の実力があれば多少は対処出来たでしょう。 非難を浴びる失態は人の上に立つ能力が欠如していたからです。 本当に政治家というのはぬるいです。 被災地で敏感に対処する庶民のなんと優秀な事か。 日本は政治力はなくとも国民力はありますね。 大切なのは正しい情報を正しく理解する事。 有事で何が重要なのかは「知る事」と「判断する事」です。 突発時には「決断」が必要でしょう。 はたして今回の震災で与党と総理はどれだけの「知る、判断、決断」を為したのでしょうか。 国は国民が作ります。 愚鈍なリーダーは国を迷わせる。 菅総理も以前に風評被害を受けたカイワレを食べた時のように、福島のほうれん草も食べてほしいですね。 自分は震災後の2回目の総理声明の中、原発で命がけで作業する自衛隊や東電作業員への感謝と畏敬の念を聞けなかった事が本当に残念に思いました。 これはトップに立つ人間がやってはいけない事でした。 また「国民とともに頑張ります」というような表現も哀しかった。 国のトップが国民目線ではいけません。 国民の行くべき道を示す程の指導力が必要な時です。 国民を引っ張るべきの立場の人が国民と同じ立ち位置では、単なる責任放棄にしか聞こえません。 国民の命がかかってるのなら切腹するぐらいの覚悟で事態に対処しなければなりません。 その覚悟が足りない。 実際に原発や被災地では命をかけて作業している人々がいます。 命令する立場の人間はその命令に命をかけてほしい。 誰かに責任を託すようでは能無しでしょう。 全ては自分の責任にするだけの覚悟がなくては一国のリーダーとは言えません。 エラそうな事を言いましたが、僕にも過去に命をかけるような事態がありました。 決断し、祈り、動く事で対処しました。 命がけなら智慧も湧きます。 真剣に先を予測します。 言葉が力を持ち人を動かします。 「確信」を持つ人物に人々は惹かれます。 「行動」を示す人物に人々は共感します。 「踏み込む」ことで人々も歩を進めます。 僕も批判ばかりはしたくないです。 国の有事の時です。 総理が一人で前に立つ勇気を持ってほしいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年04月05日 18時52分46秒
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