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テーマ:今、健康ですか?(254)
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毎日の健康維持に欠かせない栄養素、ビタミンB1が発見されて今年で100周年。
日本人が世界で初めて抽出したビタミンB1は、脚気などさまざまな病気の予防や 治療に貢献してきました。ビタミンは現在13種類。 ビタミンB1は明治43(1910)年、東京帝国大学農科大学(現東京大学農学部)教授の 鈴木梅太郎博士が発見しました。米ぬかから有効成分を取り出し、アベリ酸と名付け 44年に日本語で論文を発表したため、後に発表したポーランドの学者のビタミンの 名称の方が先に世界に広まったそうです。 これをきっかけに、「微量で効果はあるが、人間の体内で作られない」という共通の 性質を持つさまざまなビタミンが発見されました。それらは水溶性と脂溶性の2つに分類。 「水溶性」はB1のほか、全身の出血が起こる壊血病を治すビタミンCなどで、 多量に取っても尿として排出され、体内に蓄積されず、「脂溶性」は夜盲症に効く ビタミンAなどで、蓄積されるが、過剰だと副作用が出るそうです。 ビタミンの特徴の一つが、不足すると特定の欠乏症を起こすことで ビタミンが未発見のころ、明確に示された以下のような歴史的事実があるそうです。 明治初期の日本海軍では毎年、兵士の3割が脚気にかかっていた。そこで海軍医務局は、 ビタミンB1を多く含む肉などの洋食を取り入れたところ、患者はほとんどいなくなった。 一方、陸軍当局は軍医で作家の森鴎外らが白米主義にこだわったため、 ビタミンB1欠乏に陥り、日露戦争での脚気による死者は戦死者の半数超の 約2万7800人に達したということです。 ランキング参加しています。宜しければ応援おねがいします。 ポチッと押して下さいネ にほんブログ村 こちらもポチッと押して下さいネ にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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