競技会にハプニングはつき物(その2) -司会者が口を滑らせるとき
先日の競技会ハプニング集ではたくさんのコメントをありがとうございました。(引き続きコメントを募集しておりますので、皆様是非書き込んでくださいね!)日本の競技会では、司会者は無駄なことを言わずにとにかく時間通りに進行することを心がけているようですが、ヨーロッパの競技会の司会者は時間を気にせずにギャグを飛ばしまくったり雑談をする人もたくさんいますが、かえってリラックスした良い雰囲気になります。8月に行われたジャーマンオープンの司会者達のオモシロ台詞は…(すべてマイクを通しています)"If you think the first heat is the right heat, plaese come to the floor."「第一ヒートであっていると思うなら、フロアに出てきてください!」という意味ですが、出番を忘れたカップルがいたのでしょうね~。でも、普通だったら番号を直接呼び出すか「ヒートが記載されているシートを確認してください」とか言うと思うのですが。(競技結果を修正するソフトがうまく動かなくて競技が大幅に遅延し、)「皆さん(遅延して)大変申し訳ありません・・・でも、司会の私も大変なんです。遅延のおかげでご飯もたべていません!」…私情入っています。でも、本当に大変だったんでしょうね。司会「シニアとユースの競技会の共通点はなんでしょう?」とあるジャッジ「簡単さ!全員25歳に見えるってことだ。シニアは若作りをし、ユースは大人っぽく見せようとしているからね!」司会者が音響担当に向かって「ベースが強すぎるから弱くしてくれる?イワン・レブロフ(低いがらがら声の有名人)みたいな声に聞こえる・・・ちょっと待った、やりすぎだよ!今度はミッキーマウスみたいな声になっちゃった」音響調整も難しいのですね。ミドルシニアとジュブナイルの競技が交互に行われていた会場で、ミドルシニアの協議中に:「BOYS(坊やたち?)、くるっと回って背番号を見せてください・・・しまった、MEN(男性諸君)!」40代~50代の男性陣に向かってボーイズはまずいですね・・・。ドレスの羽やスパンコール、石などの飾りがたくさん落ちてしまったヒートの後に:「ちょっとお待ちください。ドレスの残骸を急いで片付けます!」羽などがきちんと固定されていないドレスも問題ですね。決勝進出のカップルが呼ばれます:「XX組、ロシア・・・YY組、ロシア・・・ZZ組、ロシア・・・あ、でもこの競技会はロシアのチャンピオンシップ大会ではないですよ!WW組はポルトガルからの出場です!」ダンスの世界はロシア人が本当に多く、西ヨーロッパで開催されている競技会でもここはロシアか?と思わせるほどロシア人であふれかえります。ロシアのダンサー達はハイレベルですから、上位は当然ロシア選手たちで占領されてしまうわけですね。ちなみに、私が観戦したIDSFオープンでは司会者の英語が下手でわけがわからないことがありました。(ドイツ語と英語がごちゃごちゃ)外国選手は混乱するだけですから、最低限英語はきちんとしゃべれる人が司会を担当するべきですよね。その競技会会場ではすべてがドイツ語・英語・ロシア語で表示されていて笑えました。