平凡すぎる日常がいいネ

昨日，仕事から帰ってきたら，知らない名前の人から手紙が来ていました。
正確には，名前は知らないけれど，住所には見覚えがありました。

今ではネットでときどき交流があった知人のお父さんからだとわかったのは，開封して手紙を読んでからでした。

４月に亡くなったそうです。

「アドレス帳や年賀状を整理し，親しそうだった人に連絡しました…」

などが書いてありました。

彼女ともっとも親交があったのは，今からもう10年くらい前でしょうか。

私がメールゲームなるものにハマっていた頃。
意外に趣味が合ったのもあり，意気投合。
私が個人ホームページを開いていた頃は，よくチャットにも参加してくれました。

最後に一緒にお出かけしたのは，３年前の「筋肉ミュージカル」を横浜まで観に行ったとき。
そのとき彼女は運よく，出演者とツーショット写真が撮れる特典に当たり，大好きな出演者と笑顔で写真に収まってました。

実はその頃から「やつれた？」と思っていたんです。

仕事が忙しい，ストレスがすごいなどなど，グチもいっぱい言ってました。

お父さんからの手紙には，「仕事上での過労」が死因の１つと書いてありました。
そこまで酷くなっているとは思わなかった！

去年，日ハムが日本一になったとき，真っ先に「良かったね，おめでとう！」と言ってくれました。
連絡がしばらく途絶えていても，私が日ハムファンだって覚えていてくれて，すごく嬉しかった。

今年の年賀状では，お互いに東京ドームに試合を観に行って，カラオケでアニソン歌いまくろうって書いていました。
申し合わせてもいないのに同じことを書きあってて，まだ彼女とは趣味が同じなんだなあと嬉しかった。

手紙のほかに，もう１つ同封されていたものがありました。

６月11日（月）の巨人ｖｓ日ハムの交流戦の東京ドームのチケット予約票。
私の誕生日プレゼント用に，先行予約でチケットを取ってくれていたんです。

２枚引き換えられますが，１人で行ってきます。
１枚は彼女のチケット。
カラオケでアニソン歌う約束は果たせなかったけど，野球は一緒に見ようと思います。

「千の風になって」という歌の良さがわかったような気がします。
そんな夜でした。