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カテゴリ:音楽
加藤和彦さんが自殺・・・・
加藤和彦さんと言えば、我々の世代はサディスティック・ミカバンドを思い出す。 確か中学生の頃に「黒船」というアルバムが出たときには、「なんやこれは?やけにかっこええやん」と驚いた。今にして思えばアイデアの固まりのようなレコードでした。当時バンドをやっていたヤツは、ほぼ全員このレコードに大きな衝撃を受けたと思います。 この人、ネットで調べてみると本当たくさん有名な曲を作ってたんですね。「え?この曲も加藤和彦?」って今更ながらに驚きです。我々と同世代の人間でこの人の曲を聴いていない人はまずいないだろうと思います。 ご冥福をお祈りします。 才能がありすぎるがゆえの悩みがあったのでしょうか?うつ病を患っておられたとか。 うつ病という病名はすっかり有名になっているけど、この病名はある意味偏見を生みやすいことはないだろうか?「うつ」という言葉が日常会話でも気軽に使われている。 「おれ、今日ちょっとうつなんだよなー」とか、「そんなこと聞くとうつになるよね」とか。 これはちょっと気分が落ち込んでいることを指して言うのだろうが、その延長線上にうつ病があるなどと思われがちである。これは周囲のうつ病の理解を妨げ、患者はより追い詰められた気にならないだろうか? 要するに気持ちの持ちようだなどと周囲に思われることはうつ病患者にとってはさらに苦しいことだ。 うつ病は病気であって、「少し気持ちがへこんだ」という程度の情緒の問題とは次元が違う。適切な医学的治療が必要なのである。そこが理解されていないと患者が適切な治療を受けにくくなる。 精神分裂病が統合失調症になったように、あるいは痴呆が認知症になったように、うつ病も偏見を受けにくい病名に変更することが必要かもしれない 加藤和彦氏が治療を受けていたのかどうかは知らないが、うつ病ゆえの自殺であればあるいは防ぐことも可能だったのではないかという思いも残る。 自殺は残された者もつらい。いっしょに暮らしていたという女性の気持ちを考えると胸が痛む。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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