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先日学会に参加するために東京に行きました。
まあ、なんやかんやで年に2回ぐらい東京に行くのですが、やっぱりすごいわ東京は。 夜着いたのでとりあえずホテル近くで晩飯を食おうとぶらついていると、道ばたで40才ぐらいのカップルがものすごい怒鳴りあい、つかみあいの大げんかをしている。特に女の方がすごい剣幕で男につかみかかっている。 「何考えてんのよ!!許せないわ!」と標準語でケンカしてる(当たり前か(^ ^);)。 一瞬テレビのロケかなんかかと思ったけど、どうやらマジでケンカしているようです。いやー、すごい迫力。 しかしそばを通る通行人は特に気にする様子も無く、ちらっと見るだけでみなスタスタと歩き去って行く。 いきなりすごいなー、さすが東京だわ。 さて、翌日学会で発表を終えた後お茶の水界隈のギターショップを冷やかして歩く。これまたすごい。小さい店がいくつもあって、その狭い店内にビッチリとエレキギターが陳列されている。ものすごい数だ。おそらく日本のエレキギターの半分ぐらいはこの界隈に集まっているんじゃなかろうか。 きょうびギターってこんなに売れるんやろかと思いながら目の保養をしていると、私ぐらいの年回りのおっさんだと金を持っていると思われるのか、どこの店でも店員のにいちゃんが近寄ってきてあれこれと薦め出す。 「これなんかどーすか?今お安くなってますよー」とギブソンの20数万円のセミアコを薦めるにいちゃん。 「いやー、さっき寄った店やとこれより1万5千円安くなってたでー」 「そ、そうですか(^ ^);・・・じゃあこちらはいろいろおまけをつけさせてもらいますんで、是非お願いします。」 「まあ、今日は冷やかしにきただけやから・・・」 「そういわずに何とか。金額ももう少しなんとかしますから」 中々食らいついたら離してくれない。 しかしそのお茶の水から少し離れた神田にすごい店がありました。ゼマティスのギターだけを扱っている専門店。こんな店あるの知りませんでした。 ここはほんまにすごい。マニア垂涎の的やね。 この貝殻をちりばめたきれいなギターの数々。まさに工芸品。 ゼマティスの名前は昔から知っているけど、田舎ではまず実物を見る機会がありませんでした。実物はきれいですねー。もちろんおいそれと買えるような値段ではありません。どれも100万円を超える値段。新車一台ぐらいの値段かな。 少し触らせてもらいましたが、意外と軽いです。どれもレスポールなんかと比べるとこぶりで、日本人にちょうどフィットするような感じです。 ゼマティスという人はもともと家具職人だったそうですね。自分が弾くためのギターを自作し出したのがきっかけでギター製作専門の職人になったらしい。もう何年も前に亡くなられて、今はゼマティスのデザインを引き継いでゼマティスブランドのギターを作っているのは日本の神田商会だそうです。神田商会といえば、そうグレコですわ。 ふーん、こんなところでグレコが息づいているんやなと感心しました。ある意味日本人の細やかさに通じるものがあるのかも。 しかしこれだけ見栄えのいいギターやと、床の間に飾っておいて鑑賞するだけで満足してしまってライブに持っていくのが気が引けますね。これはほんまにええ目の保養でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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