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テレビで、小学校3年ぐらいの生徒を体育館に集めて、書道教室をやっていた。畳半畳ぐらいの大きな半紙に、大きな筆で書くのである。
「きれいな字で書かなくていいから、思いっきり書いて下さい」と号令を掛けると、みんなスミをハネ散らかしながら元気よく書いている。 仕上がった作品をみると、一文字か二文字の作品はいいのだけど、4文字とか5文字になるとどの子も最初に勢いよく大きく書き出すものだから、スペースが足りなくなってしまい最後の文字を横にちょこんと足したり、最後の2、3文字が団子のようになってわからなくなったりしている。けど、どの子も字に勢いがあって面白い。 大人なら(あるいは中学生ぐらいからそうかもしれないが)、文字数を考えた上で半紙の中に収まるように最初から計算した上で書く。そうなったらあんなに勢いのある字は書けないだろう。 考えてみたら、我々はもうあんな字は書けなくなっている。 何事をやるにしても先のことを見越して、半紙の中に収まるようにしか物事をなし得ない。勢いで自分をさらけ出すチャンスなどめったに無い。 まあ、みんながいい年して後のことを考えずに思いっきり行動したら、世の中無茶苦茶になるだろうけどね。 歴史の節目にはそんなことがあるようだ。例えば幕末の動乱とか。みんな目一杯突っ走って、早くして命を落とした人が多かった。 悪い方向に出ると戦争ということになるのかな。太平洋戦争もそうだろうし、イラク戦争もそうだ。 戦争はごめんだけど、やはり人間どこかで思い切り自分をさらけ出す場所はほしいものだ。というわけで夏にはライブをやる予定。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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