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昨日のクローズアップ現代、「イラク戦争を問う~英国・検証の波紋~」・・・イギリスでは、アメリカに追随してイラク戦争に参戦したことが正しかったのかどうかについて昨年から検証が始まっている。ブレア元首相が詰問されている様子が映し出されていた。
大量破壊兵器はみつからずじまいで、イラクに対して一方的に戦争を仕掛ける理由が無かったことは今では明白。 イギリスでは多数の戦死者を出しており、遺族にしてみれば「なぜあのような理由の無い戦争のために、命を捨てなければならなかったのか」という強い思いがある。 調査委員会によると検証の目的は教訓を引き出すことであり、個人の罪を追求するのが目的では無いとしているが、遺族の思いはそこに止まらないだろう。 日本は参戦こそしていないものの、時の総理大臣小泉純一郎は開戦直後に「我が国はアメリカの武力行使を支持する」と明確に支持表明を行っている。 公明党の冬柴などは、日本でのイラク反戦デモに対して、「あのようなことは利敵行為である」と言いのけた。 岡崎久彦などは、「アングロサクソンに逆らっちゃダメなんです。アメリカの言うことを聞いていれば日本は安泰なんです。間違っていようがとにかく追随するのが同盟国です。」などと、道徳観を全く放棄した発言をしていた。 オランダでは独立調査委員会によって、国連を無視したイラク戦争が国際法に違反するという結論をすでに今年初めに出している。(オランダは大規模戦闘終結が宣言されるまでは派兵していないが、国連主導の治安維持活動には派兵している。その点で日本と似ていると言える。) 日本では、未だにイラク戦争を支持したことが正しかった否かなどという議論は行われていない。小泉も冬柴も岡崎も、言いっぱなしである。 政権交代だ選挙だといいながら、国家の道徳観にかかわることが議論すらされないのはどうしたことだろうか。結局アメリカには強いことを言えないというのなら、普天間基地問題などマニフェストに載せることすら茶番である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.06.10 19:09:37
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