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カテゴリ:産婦人科医療
しばらく忙しさにかまけて更新をサボっていましたが、気がついたらまわりはすっかり雪景色。
もういよいよ今年も終わり。ほんま1年なんてあっという間ですね。 仕事の面では、何度かヤバいこともあったけど何とか乗り切れました。これも一重に周りの人達からの助けがあってこそと、しみじみ思います。(人間歳とるとほんと謙虚になりますわ) 大体同年代の医者と話していると、みんな一様に歳とともに慎重というか臆病になってくるようです。特に外科系がそうですね。 一般的に簡単と言われているような術式であっても、何百例もやっているとそのうち予想外の術後腹腔内出血だとか、とんでもない出来事に遭遇します。これはたぶん確率の問題やろうと思いますが、結局50歳前後になるとそんな経験ばかりが記憶に残って、やたらとビビリになってしまうんですね。 一つ間違えれば逮捕されかねないようなご時世ではなおのことです。 医師としては30代半ばから40代半ばぐらいまでが、おそらく一番果敢な時期なのかな。今思い出せば冷や汗ものの出来事は何度もあったけど、ものともせず猪突猛進でやってたような気がします。綱渡りで例えると、下を見ることなくさっさと渡ってきたけど、最近はチラチラとつい下を見てしまって足がすくんで進みにくくなったというところでしょうか。 ここ数年は、若い医師の意欲に引っ張られて、彼らの力が最大限伸ばせるようにと自らをムチ打っています。こわがってばかりもいられませんね。 2~3年ごとのローテーションで卒後4年程度の医師がうちの病院に勤務してくれますが、こういうパワーはがあってこそ病院が時代に取り残されることなく発展していくんやろなと思います。彼らのやる気の前では、守りに入ることは許されないなと感じます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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