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夏休み前になると、仕事柄中学生や高校生を対象にした性教育の講師として呼ばれることが多い。
世間では、「最近の若者の性行動は乱れている」などということを何の批判も無く言いがちだが、ここ数年の傾向をみていると若者の性行動はまことに慎ましいというか、むしろおとなしすぎるくらいだ。実際に10代の中絶も性感染症もかなり減少してきている。 これは学校の教師も同じように感じているらしい。教師にすれば管理がしやすいという一面があるかもしれないが、我々から見ると誤解を恐れずに言えば多少乱れていた10年前あたりの雰囲気の方が健全に見える。性行動がおとなしくなったのは、人との深い付き合いを好まないようになってきたからでは無いかと思えるからだ。 特に男子にその傾向が強いようだ。部屋に引きこもってネットやモバゲーなどに興じていれば、人とつきあわなくとも時間は潰せる。 そんなことと関係があるのかどうかはわからないが、最近の高校生は修学旅行に行っても大浴場でみんなと風呂に入ることを嫌うらしい。 まあ、風呂屋が少なくなって、みな家風呂しか入ったことが無いせいもあるのだろうが。 結局今では、修学旅行での宿泊はホテル形式のところで2人ずつ程度の部屋に別れて、入浴は各部屋のユニットバスで済ませるのが普通だという。 我々の高校時代のころのように、大きな座敷に何十人分もの布団を敷き詰めて寝ることは無いらしい。 ていうことは、当然枕投げをしたりすることも無いんだろうな。 大浴場の洗い場でずらっと並んで、チ○ポコの大きさ比べをするなんて下品で楽しいこともやらない時代。 ・・・なんか寂しい時代ですな。 だから、性の話をしていても以前のように茶化すヤツもいなければ、興味津々という目をするヤツもいない。驚くほどキチンと座って、黙って聞いている(聞いているのかどうかはわからないが)。 反応が無い聴衆相手に話すのはむずかしい。特に性のこととなると、なんか自分だけスベってるんじゃないだろうかと不安になってくる。 こいつらみんな大丈夫なんかな? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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