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2015.05.06
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カテゴリ:突発性難聴体験記
さて大学の担当医はゴールデンタイムであるDay14を過ぎてからの聴力回復はかなりむずかしいと思ってか、聴力検査は高圧酸素治療が終わる4月30日に行うことになった。デフィブラーゼの点滴もそれまで週2回ペースで行うことになる。

高圧酸素治療は連日行っているにもかかわらず、終了直後耳鳴りが小さく感じられることがあるぐらいで、毎回カプセルに入る度に「奇跡が起こるのではないか」と期待しつつも効果は出ていないように思われた。というかiphoneのアプリで聴力検査せずとも大体わかってしまうのである。周波数のズレも相変わらずだったが、diplacusisが顕在化してこないのは幸いだった。しかしともかく自分の気持ちにけじめをつける意味でもとにかく14回やり通そうと思った。

鍼灸の方は仕事に復帰してからはせいぜい週2回程度しか行けない。幸い行くたびに鍼灸師のおっちゃんは意欲を高めているようだ。お灸する場所やハリを刺す場所を微妙に変えながら効果を出そうとしている。これも効いている実感があるわけでは無いが、取りあえず5月いっぱいはできるだけ通ってみよう。

テレビの音などを聴く限り少なくとも聴力がさらに悪くなってることは無さそうだったが、耳鳴りは日に日に煩わしくなってくる。右耳の中で冷蔵庫が1日中うなっている。

昨年来高音の耳鳴りで悩まされていろいろと調べて耳鳴りの対処法はわかっていたものの、この新しい耳鳴りはやっかいだ。

感音性難聴では内耳からの音声信号が来なくなったことで脳の聴覚中枢がなんとか聴こうとして感度を上げ過ぎてしまうことで耳鳴りが起こる。だから性格にいえば耳鳴りではなくて脳鳴りなのである。
Jastreboffという耳鳴り治療の第一人者が述べていることだが、大脳が耳鳴りを「危険な信号」と認知する限り大脳辺縁系や自律神経系にネガティブな信号を送り続け苦痛として認識される。その苦痛がさらに耳鳴りを意識させてますます大脳に大きな音として意識されるようになる。この悪循環を断ち切ることで耳鳴りを意識しなくなれば、耳鳴りはその人にとって苦痛では無くなる。

耳鳴りは難聴の原因では無く結果である。従って耳鳴りそのものは何ら危険なものでは無いということを理解するだけで耳鳴りは小さくなってくる(実際に小さくなるわけでは無く、大脳の上位にのぼってこなくなるので意識しなくなるだけである)。さらには日頃から耳鳴りを意識の前面に陣取らせないよう、適当に雑多な音の環境にいることが大切である。もちろん大音量はいけないが。
そんなことを知ったおかげで昨年来の高音性耳鳴りはかなり楽になってきていた。

理屈を知っていても、今回の突発性難聴に伴う新たな低音耳鳴りは脳がイヤでもまだ「危険な信号」と認知してしまうらしく、日に日に大きく感じられる。逆に皮肉なことに高音性の耳鳴りについては脳が優先順位を新たな耳鳴りにシフトしたためか、ますます意識にのぼらなくなった。「あれ、あっちの耳鳴りはどうなったのかな?」と意識すれば確かにまだ鳴ってはいるし、静かな環境では「ああ、やっぱりまだあるんや。けど今の低音耳鳴り比べたらかわいらしいもんやな」と思える。
このしんどい突発性難聴の中での唯一のメリットかもしれない。

そうこうするうちにDay33の4月30日、高圧酸素治療も最後の14回目を終えて、その足で大学病院へと向かった。





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Last updated  2015.05.06 14:14:04
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