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カテゴリ:突発性難聴体験記
突発性難聴発症後3ヶ月
早いもので、もう3ヶ月が経ってしまった。仕事はすっかり発症前の状態に戻っている。おそらくハタから見て私の突発性難聴は完全に治ったと思っている人も多いだろう。もちろん右耳の聴力は低下したままである。 確かに日常会話に関してはほぼ問題が無い。問題は聴覚補充現象と耳鳴りである。 前者は騒がしいところで顕著に現れて、音が右耳の中でワンワン反響して健常な左耳からでも聴き取りがむずかしくなってしまう。後者の耳鳴りは静かなところにいると「ゴー」という感じで聞こえてきて煩わしい。幸い今はエアコンを入れること多いので、エアコンの音で耳鳴りは紛れてくれる。 いずれにせよどちらも1ヶ月前と比べると軽くなってきているように思える。もう耳鼻科通いはすっかり終わり、この1ヶ月やった治療は鍼灸だけ。聴覚補充現象と耳鳴りの軽減は鍼灸の効果といっていいのかもしれない。 しかし油断はできない。先週の学会で特別講演を行った講師の声がものすごく響いて耐えられなかった。まわりの人間が平然と聞いているのが不思議だった。携帯していた耳栓をしてもまだ響く。15分が限界で、会場を出た。 どうも特に響きやすい音というのがあるようだ。1ヶ月前はどんな音でも響いていたが、今はやや周波数が低くてなおかつ大きな声に限定してきたようだ。声の大きいおっさんが傍にいると、反射的に距離をとってしまう。 逆に言えば、それ以外の音に対しては耐性ができてきたようで、耳栓をする頻度は明らかに減ってきた。 しかし調子のいい日と悪い日があるので、月単位で判断しないと良くなってるのかどうかが判断しにくい。 調子が悪くなるときはハッキリしている。疲労がたまっているときである。特に日勤→当直→日勤で結局36時間も働かされると覿面耳鳴りと聴覚補充現象が強くなってきて気持ちが落ち込む。 楽器を触る時間が増えてきたのは、全体として調子が良くなってきたことの表れだろう。もちろん大きな音は聴けないが、ギターをつま弾いて新曲ネタを作ったりしている。調子に乗りすぎると耳鳴りが強くなって後悔するのだが・・・ バンド活動ができないので、soundcloudに自作曲をuploadしてなんとか音楽に繋がっている。 ああ、しかしやっぱりライブをやりたい! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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