ＢＢ　Ｆａｒｍ

楽しかった遠野祭りも終わって、息子も娘も写真部なのでしっかり祭りを
撮りまくってましたが、今の写真部はデジカメ。
とりあえず私の一眼デジカメを貸して撮らせましたが出来はイマイチ。
もっと写真の勉強しましょう(^^;)って私もフィルムの一眼レフ持って
撮ってましたが、プリントしてみたら腕が落ちたな～ってがっかり。

ケータイ写真ばっかり撮ってるから？ちょっと撮影会行って来ようかな？


祭りの後、高田の知り合いの所に寄ってきましたが、温度差（気温ではなく）
がありすぎてなんだか同じ岩手とは思えない感じでした。

一人は広田の方で高台に家があったので無事だったのですが、家のすぐ
下の祖母の家は流されたそうで、津波が渦をまいているところを茫然と
見ていたそうです。
震災直後、広田だったのでネットで検索して弟さんと暮らしていると
情報があったので弟さんの職場を知っていたのでそこを目指して行って
みると道が全然分からなくなっていて、砂利道だったり新しく橋がかかって
いたりとナビをみてもここはどこ？状態。

なんとかたどり着いてみたら、８月いっぱいで辞められていて、でも職場の
方が連絡をとってくださりなんとか居場所を教えてもらうことが出来た
のでした。すると、弟さんの話によると家はお互い無事だったので、
それぞれ自宅で生活出来ていたとの事。ネット情報は全然違ってました。

情報が交錯していたんですね。ちゃんと調べ直さないとダメですね。
とりあえず、職場復帰もされていて元気な様子だったので安心しました。


もう一人は高田市内でご主人を亡くされたかたのところに行ったのですが、
GWにも一度お見舞いに行っているのですが、状況はあまり変わらず、
未だショック状態から抜け出せず、日々をただただ暮らしている感じで、
慰めも元気づける言葉も見つからず、今の状況を聞いて帰ってきました。

外に出ると、近所の方々と行き会うけれど、皆、誰か彼か亡くされて
いたり、家が流されたりという人達なので、以前みたいに元気に
「どおーもー！」って挨拶できないって言ってました。
お互い気を遣って暮らしているようです。

休みで内陸から帰って来た人達と話をしても、大変だったと言っても
せいぜい電気が２、３日止まったとか水道が３週間くらい止まって
お風呂に入れなかったとかその程度でしょ？って。
確かに、仙台もその程度でした。それでも大変だって思って暮らして
いたけれど、沿岸部はそんな比じゃないんですよね。
全然大変じゃないじゃんって思うのは当たり前。
そういう温度差があって、なかなか以前のようにはいられない様子
でした。
子供３人かかえてどうしようっていうのもあるんでしょうが、ただ
子供たちは元気に学校に行っているそうなのでそれはちょっとだけ
安心しました。小学校の運動会も午前中だけだったけど出来たしって
言ってました。でも、残っている小学校や中学校の校庭には仮設住宅
が建っていて使えない感じでした。

仮設住宅も最初に建てたものは長屋のようにくっついていて、隣の
生活音が気になったりといろいろ問題があったのか、新しい仮設は
場所は辺鄙なところだけれど、一戸建てになっているようです。
なので後に抽選で当たった人の方が一戸建てに入れてよかったとか
色々あるみたいですね。


そんなこんなをいろいろと話していて、
なんだか自分の無力さに、情けなくなってしまいました。
何か出来ればいいんだけど、聞いても大丈夫としか言わないし、ムリに
いらないものを送ってもかえって悪いし、逆に気を遣わせて何か送って
もらっても申し訳ないのもあって、本当にどうしたらいいんだろうって
悩みます。


とりあえず、また冬になったら顔を見に行こうと思ってます。
まだまだ会えていない方もいるので、沿岸に６年も住んでいたので
知り合いも多いので、どうにか連絡とって会おうと思います。
それが唯一、今できることかな？