B.C.B.G.な暮らし

ようやく、お雛様を片付けることができました。ふぅ。

お雛祭りが終わったら、できる限り早めに片付けるという風習。

（地域によっては、旧暦でされているところもありますでしょうね）


　　　　　　　　　　
このお雛様。もう何年か、ずっと私たち家族のことを見てくださっているのです。

この時期は、誰かが、寝こんでいることが多くて。。。

そういえば、一家で倒れていた時もありましたよね。

この先も、ずっと見てくださっているのでしょうか。私たちの姿。

来年もみんな元気で、お雛様にまた会うことができますように。

とうとう、お雛様を出せなくなった時は、どういう時なのかしら。

あまり考えないようにします。



無事にそれぞれが、巣立っていってくれるまで、毎年、ちゃんとお祝いできますように。

何でもないことなのですが、それが一番の願いです。




今年の雛ケーキです。

スポンジケーキを焼いて、Ｍｉｔｔｉ風の飾りつけ。

苺をサンドして。

　　　　　


上には、白桃（缶詰）と苺をのせました。
生け花で残った桃の花もきれいにあらって、飾ってみました。

　　　　　





何年か前に、お華の研究会で、ある先生に教えていただいた詩です。

ちょうど３月で最後の授業でした。

印象的で今でも、心に残っています。

お嬢様が、嫁がれる一ヶ月前だとかで、涙ぐんでいらっしゃいました。



　　　桃よう（とうよう）　　　　　　　　　　　　　　　詩経　より、
　

　　　　　　　　桃のようようたる　灼灼たる其の華
　　　　　　　　この子ここにとつがば　其の室家に宜しからん
　　　　　　　　桃のようようたる　ふんたる其の実（あり）
　　　　　　　　この子ここにとつがば　その室家に宜しからん
　　　　　　　　桃のようようたる　其の葉しんしんたり
　　　　　　　　この子ここにとつがば　其の家人に宜しからん

　　　　　　　　

　　　　　　　　桃の若々しく、燃え立つように輝き咲き乱れるその花。
　　　　　　　　この子がお嫁に行ったなら、夫とうまくゆくだろう。
　　　　　　　　桃の若々しく、大きく実ったその実。
　　　　　　　　この子がお嫁に行ったなら、夫とうまくゆくだろう。
　　　　　　　　桃の若々しく、葉の青々と盛んに茂るその葉。
　　　　　　　　この子がお嫁に行ったなら、家族の人とうまくゆくだろう。



　　　桃の花をたたえることは、明るく平和な家庭を祈ることのようです。