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カテゴリ:華道
昨日は、実家に行って、仏壇にお花を生け、 お墓そうじをし、また、お花を供えました。 今年は、トルコ桔梗に、カラフルなガーベラを。 お花を生けるということは、 そもそも、亡くなった人にお花を供えるという行為から、 始まったことなのですよね。 日本人は古来から山川草木に生命力を感じてきた民族でした。 仏教が日本に伝わってきたのは6世紀ごろ。 やがて全国に広まって仏様に花を供える習慣(仏前供花)が定着していったのが、 華道の起源と言われています。 供花とは、仏さまへのお供えという意味だけではなく、 仏の世界。つまりお浄土を偲んで、そのお浄土の美しさを表したものでもあるようです。 蓮も大きくなってきました。 祖母の遺影を見ながら、ふと思い出します。 和服姿の祖母は、とても涼しげに笑っています。 そういえば、祖母はあまり、汗をかかない人でした。 汗をふいていたというのは、ほとんど、記憶にありません。 本当は、暑かったけれど、涼しげに見せていただけなのかしら。 洋服ならば、ノースリーブやミニスカートで涼しく着ることが出来ますが、 着物は、夏でも長袖にロングスカートのようなもの。 着ている本人は、実はかなり暑いのですよね。 夏の着物は、自分のためというより、 その姿を目にする周りの人たちへのサービスでも、あるのかもしれません。 “わぁ~涼しそうやわぁ~” と、どれだけ思ってくださるかが重要なポイントなのかも。 そういうお洒落を少しずつ、見習いたいと思います。 祖母の好きな色を思い出してみます。 薄紫。抹茶色。薄茶色。 洋服を着る時も、あまり派手な色は着てませんでしたね。 かなり、渋めの色。 自分の好きな色というのがはっきり決まっていて、その色しか身につけていませんでした。 こんな感じでした。私には、ちょっと、渋すぎますか? おばあちゃんに会いたいです。 どこにいるの~って、今でも泣きたくなる時もあります。 こうして思い出すと、胸が痛くなります。 きっと、どこかで、いつも見ていてくれているのよね。おばあちゃん。 今日は、祖母の命日でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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