みなさん、ちゃお~
日曜日の午後、いかがお過ごしですか?
昨日、夜更かししたので、少しけだるいです。
どこか、遠くに、のんびりバカンスに出かけたいですよね。
そういう時は、音楽を聴くのです。
イタリアにほど近い海に浮かぶコルシカ島。
(フランスではCorse(コース)と呼ばれています)
コルシカ島って、ナポレオンのイメージがありますね。
標高2500mを越える険しい高峰が南北に連なり、
うっそうとした緑に覆われた島で、
”海にそびえる山”とか、”地中海に浮かぶ山脈”
などと言われているそうです。
コルシカの文化。
その代表といってもいいのが、
かつての即興詩吟をベースにしたポリフォニー(多声音楽)だそうです。
楽器を使わずに奏でる多声合唱です。
イタリアとフランスの国境に近く、
戦争の絶えなかったコルシカ島(今はフランス領)で
代々祈りの歌として歌い継がれてきた歌だそうです。
LES NOUVELLES POLYPHONIES CORSES(avec Hector Zazou)
#17の「Notte」は坂本龍一が作曲で、
その「Notte」と#3の「Onda」で、(非常に美しい)ピアノを弾いています。
このアルバムは、そういった、コルシカ島の合唱音楽が素材となっています。
コルシカ島の伝統歌謡をもとに、男声、女性、混声の合唱。
地声の響きが、ずっしりと大地に根をはっているかのようです。
悲哀にあふれているようで、自由をさけぶ強い魂も感じます。
それに、フランスの実験音楽家、エクトル・ザズーが
独特の味付けをしているのがポイント。
それがまた、気が遠くなるほど、美しいのです。
威厳にみちた合唱に、
ザズーのエレクトロニカ。
透明な響きの教授のピアノ。
霧のような音色のジョン・ハッセルのトランペット。
ふと、秘教の谷間に、もぐりこんだかのようです。
地中海のコルシカ島に思いを馳せています。。。。
いつか、バカンスで行きたいな。
ワインもおいしいみたいですよ。
あっ! 3時過ぎてる~ お茶の時間です!