B.C.B.G.な暮らし

ボナセ～ラ～　

暑さで、ばててしまった方はいませんか？

今日は、しばらく立ち止まる日でした。。。

でも、明日からは、いや、あさってからは、
前を向くことということにしておきましょう。


って、都合のいいことばかり言ってますね。




そんな都合のいい人（え～～？）のお話です。

夏の庭は、

容赦のない太陽と、高い湿度が重なって、
植物を育てるためには、いろいろと苦労が多い季節です。

 少なくとも、1日に一回、

できれば、朝と夕方に2度の灌水が必要です。

庭で、ホースを引きずり回し、

西日を浴びながら、水をまきます。

さらにそれプラス。。。

夏の風物詩、蚊との戦いが待っています。

蚊と戦いながら、毎日一日もかかさず、

庭に十分な灌水を施すのは
生やさしい仕事ではありません。


アオムシも大発生します。
うどん粉病も蔓延。
そして、梅雨の長雨と
その後の高温ですっかり葉をおとしてしまった愛しのつる薔薇・・・
葉がギザギザになるまで、虫に食われてしまっても、
なお花を咲かせるイングリッシュローズ。

夏の庭は嘆息をつくばかりです。あ～あ。
（そういえば、昨日から、あ～あばかりですね。げっそり）

そんなわけで、
夏休みにはいると、
園芸家は、水遣りの時以外には
ほとんど庭に出なくなります。

なんてことでしょう。

薔薇の咲き乱れる季節には、あれほど称賛していたくせに。。。


自分が暑い夏をしのぐのに精一杯なのです。

昨日、木の剪定、そして、雑草抜きをしながら、ふと思いました。
（かなり、ばっさり伐りましたよ～。）




灌水、除草、蚊の発生。

という、夏の庭の3大イベントを考えると、

理想の庭は、　”枯れ山水“ということになるのでは？

石は、永遠であり、何よりも水をやらなくてもいい利点があります。


　　　　　

　　　　　大徳寺　瑞峯院 独座庭（方丈前）　　なんて、涼しげなのでしょうね。


砂利を敷き詰め、、石を並べただけの合理的な庭が日本にはあるのに、

なぜ、芝を敷き詰めた庭。

ぎっしり植え込んだ花壇。

よく茂った樹木などという

やっかいなものをしょいこんでしまったのかしら・・・？



いっそ、思い切って、

庭の木という木、草と草を根こそぎに。。。





と、都合のいいことを考える園芸家のお話でした。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　おわり