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B.C.B.G.な暮らし

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2007.11.25
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カテゴリ:華道


研究会で、文人華を生けました。

文人華というのは、
中国の南宋画と同じように、文人達の自由な発想から生まれたものです。
文人が生ける花。そう思ってください。

だから、南宋画に見受けられる絵心が、お花の中にあります。(理想は。。。)

お題がついているというのも、ひとつの特徴です。
中国の故事や、漢詩の題が、そのまま華題となっています。

花は、豪華濃艶なものより、
むしろ閑素で、風流で趣きのあるものが尊ばれます。

形は、特に決まっていません。
自由に生けるので、そこに作者の個性が出てきます。
基礎的なお花をお稽古し、さらに教養を身につけることによって、
花の深さが増していくのです。

これが、難しいのですよね。ショック
私は、文人ではないので。
まだまだ修行が足りません。
いつかは、文人になりたいです。



華題は、秋渓清風

渓谷に、秋の清らかな風葉が漂っていく様子を生けあげます。

秋渓清風.jpg

花材  いろは楓、おどり菊

余剰感を感じていただけますか。。。?
そのために、あと一枝足そうかどうかというところで、足すのはやめます。



水盤にも生けてみました。

秋渓清風2.jpg

水が流れる音が聞こえてくるでしょうか。
嵐山に赤ハートート葉に行った時のことを思い出しながら生けました。ウィンク
(また、余計なこと言ってしまいました。引き算の美学が大切なのに)



ここで、もみじ葉の水揚げ雫について書いておきますね。

もみじは、花材として、実はとても扱いにくいものです。

葉が乾燥して、すぐちりちりになってしまいます。

そこで、生ける前に、
足元の樹皮を削って、十文字に切れ目を入れ、
アルコール水の中に、15分から20分くらい、つけておきます。
さらに、切れ目を入れたところに、唐辛子を挟むと、さらにいいです。

きっと、人間と同じで、お酒日本酒を飲むと、血液の循環がよくなるのでしょうね。


余った花材です。


もみじ4.jpg

まとめて、窓辺に置いています。










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Last updated  2007.11.25 11:10:40
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