B.C.B.G.な暮らし

おかげさまで、今日は久しぶりにゆっくりと過ごすことができました。

自分のために時間を使うことができるというのはなんと贅沢なことでしょう。
この時間にこうしていられるのもなんだか不思議な感じ。




グールドのブラームス間奏曲集を聴きました。
静かに降る雨のような穏やかさに、耳と心を澄ませます。

間奏曲というのは、
曲と曲との間に演奏させる小品ということなのでしょうけれど、

でも、それはブラームスの曲と曲との間に演奏されるということに
限ったことではないと思います。

そして、音楽である必要もないでしょう。

前後の物語。

きっと自分にしかわからない物語を聴くことになるのだろうと思います。
だから、味わい深いのかもしれません。
この曲を聴いていると、自分らしくいられるのはそのためかも。

ある番組の中での、坂本龍一へのインタビューで、印象的な言葉がありました。

グールドのブラームスは、
山水画や、水墨画のように
枯れたような感じ。

まさしくそうだと思いました。

余白の美。

間のリズム。

余白が奥行きを感じさせ、語りかけてくれるところが好きです