B.C.B.G.な暮らし

祇園祭の鉾が立ち始めてますぇ。

京の街は、日に日に賑やかになるような気ぃがします。

今日、お稽古に来てくらはった生徒さん。

ご実家が○○鉾の方やし、厄除けちまきを持ってきてくらはりました。

稽古花は、お花屋さんに桧扇でとは、ゆうてなかったのどすが、
盛花用の花材に、２枚、入ってましたので、
お生花の形を勉強するために、お稽古してもらいました。





桧扇って、祇園祭の花って言われてます。

祇園祭は、別名、屏風祭とゆうて、
家に代々、伝わる屏風を、虫干しも兼ねて、飾るのどす。

Ｍｉｔｔｉ家の屏風も飾ってみました。（お雛さん用どすが。。。爆）

こうして、飾ると、お祭り気分が高まりますわ～


　　


やしょめ　やしょめ

京の町の　やしょめ

うったるものを　見しょめ

きんらん　どんす

綾や　ひぢりめん

どんどん　ちりめん　どんちりめん

どんどん　ちりめん　どんちりめん


　　



ついつい、口ずさみます。

ホテルのコンサートで、歌う歌のひとつ。

京都に古くから伝わるとても美しい子守唄。

“やしょめ”（優女）どす。


歌うと、気持ちが優しくなって、
本当にやさしい女性になれるような気がします。

・・・ほんまかいな。



この歌をきくと、
目の前に、きんらんどんすの明るい光の世界がぱっと開けていくよう。

コーラスの先生がお話してくらはりました。

蓮如上人は、”やしょめ”とゆう言葉に母の面影を見て、
そして、観音菩薩を連想しはったそうどす。

幼い頃、母から教えてもろうたことを信じて、
いろんな苦難を乗り越え、
そして、人々に、親鸞さまの教えをしっかり伝えられたのどすね。

右京区の鳴滝にある、順興寺というお寺では、
蓮如上人のご命日に、「遊女・やしょめ」と「黒髪」の舞が
祇園の芸妓さんによって奉納されます。

先生は、芸妓さんやらの優雅なその舞のように、

はんなりと、
歌ってください

と言わはります。

難しいどす。

はんなりかぁ。

最近は、はんなりな暮らしではなく、
せわしない暮らしになってますわ（笑）
気ぃつけますわ。

せわしない時間に、おじゃまさんどしたぁ。