B.C.B.G.な暮らし
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琵琶湖の南、瀬田の唐橋から1.5kmほど下ったところにある石山寺。 石山の秋月と謳われる月の名所でもあり、 平安人は「石山詣で」と称して、 石山寺参詣の後、境内の月見亭で月見の宴を催し、楽しんだそうです。 如意輪観世音菩薩をご本尊とし、 平安時代には、清水や初瀬と並ぶ観音信仰の中心地でした。 観音信仰はとくに女性があつく、 和泉式部や、藤原道綱母の『蜻蛉日記』、 菅原孝標女による『更級日記』などにも 石山寺参籠の様子が記されています そして、 紫式部は、この石山寺にこもって、源氏物語の構想を練ったと伝えられています。 瀬田川にきらめく月光から、光源氏をイメージしたと。 (ただし、あくまで後世の伝説に過ぎないようですけれど。) 当時の人々の石山寺の信仰の様子が、 源氏物語に何度か、出てきます。 石山詣での帰り、逢坂山の関で光源氏は空蝉に再会するのでしたね。 今年は、源氏物語が世に出てから1000年たったという記念すべき年で あちこちでいろいろな催しがあります。 石山寺でも、さまざまな記念事業が行われていて、 ぜひ、足を向けた方がいいというお話を耳にしていたのでした。 そんなわけで、本日は、 石山詣でにまいります。 (本当は、娘の夏休みの宿題の仕上げのためでもあります) 皆様とは、今週はここでおわかれです。 明日からは、またまた実家のお手伝いに。 週末に大きな法要があるのです。 お泊りしてきます。 みなさま。 どうぞよい週末をお過ごしくださいね。