***ちっちゃいもの☆倶楽部***

一番心に残ったのは、加代役の檀れい
本当に全く飾り気のない奥方なのに、肌が抜けるように白くてとても美しいんです。
顔が全部出ちゃうあんなボサボサの日本髪なのに、それが見事に似合っていました。
あんな格好をしても美しいなんて、本当にキレイな人なんだな・・と。
一言で羨ましいです。

そして、どんな我侭を言われても、ちゃんと主人を思って尽くす徳平。
とっても可愛いおじいちゃんで、私は大好きでした。

もちろん、キムタクの演技も板についていた感じ。
流石だなぁ
只、いつものカッコつけオーラは殆ど無く地味な役柄だったのがちょっと物足りません。
あ・でもそういう役だから仕方ないよね

ここからネタばれ

ストーリー的には、私の好きなハッピーエンド。
但し大奥等と違い「お金を掛けました感」が全くなく、制作費って役者さん達に払う出演料くらい？という簡素な感じ。
衣装代も大して掛けていないし・・新之蒸の自宅の周りの様子も分かりにくく、大道具のセット感が否めない感じ。

ですが役者さん一人一人の演技が素晴らしく、感情移入しやすかったです。
大奥の時にも感じましたが、江戸時代の不本意なお役目（毒見とか）に苛立ちを覚えたり。
お上を庭先で待っている時の蚊が妙にリアルだったのはなかなかでしたが。
あちこちで観客の笑いを誘う様な場面も見られました。
そうしてどんどんスクリーンに引き付けられていき、最後に安堵の涙で満足しながら映画館を後にすることが出来る映画でした。

ネタばれ終わり

残念な部分も多少ある作品とは思いますが、全体的には満足感・充実感のある映画だと思います。

ちなみに・・・ナイト割引で見ましたので1200円の安い料金で見れたのと、誰も私の前に座らなかった（館内が空いてた）ので、視界が広かったのもポイント高かったです

全然関係ないけど、いよいよマリーアントワネットが20日から公開されますね！
ベルサイユのばら系のフランスの歴史モノも大好きなんです。
日本も外国もそうだけど、歴史モノは衣装が豪華で素敵なので目の保養になりますよね。

見てきたら、勝手ながらまたこの場でおしゃべりさせて頂きます