にゃん丸
先頃また、いつもの那須温泉へと行ってきた。忙しかった旦那さんの仕事もひと段落したこともあり、贅沢とは思いつつ4連泊してきた。猛暑の中をいつものように近くの牧場までお散歩に出掛け、そこでは思いがけなくいろいろなことがあった。生まれて初めて馬に乗った。厩務のスタッフさんに教えられるままに馬に乗ってみた。最初は横に揺られて怖かったけれど、歩くにつれて楽しさが沸いてきた。勿論スタッフさんが馬を引いてくれたのだが、馬の背から見る牧場の景色は格別なものだった。でも、これほどまでに大きく揺られるものだとは思わなかった。可愛かった子猫が亡くなった。昨年のクリスマスのとき、この牧場で飼われていた子猫に初めて出逢って以来、2月、3月と幾度も牧場へと立寄る度に出迎えてくれた子猫の「にゃん丸」昨年秋に生まれたばかりの子猫だったが、会う度に成長していく姿を見るのが楽しかった。足元でじゃれつき、その仕草のひとつひとつに愛嬌があり、いつも私達の心を和ませてくれていた。5月に幾度か立寄ったとき、にゃん丸の姿が見えず、どうしたのかなと思いつつ、今回、ふと牧場のスタッフさんに聞いてみたところ、4月になったばかりのある日の朝、牧場の前の道で車にひかれて亡くなっていたという。お笑い系で誰からも可愛がられていたというにゃん丸。秋に生まれ、冬を過ごし、春に逝ってしまったにゃん丸。暑い夏を知らずに天国へと旅立ってしまったにゃん丸のこと、いつまでも忘れずにいます。