雪の温泉旅行その2・温海温泉
内陸の東根から日本海側の温海へと雪の降りしきる中、電車を乗り継いでの移動です。車窓からは一面に銀世界が広がり、真冬を実感させられます。定刻よりもほんの少し遅れて電車はあつみ温泉駅へと着きました。タクシーで常宿に着き、勝手知ったるいつもの部屋でまずは寛ぎつつの温泉を堪能。さらっとした泉質がここの温泉の特徴です。ここの宿、何といってもお食事が凄いのです。煮、焼、蒸のお魚がずらっと並び、和え物や煮物、天麩羅や揚物なども並びます。お刺身や具だくさんの汁碗、更にはおそばかうどんの小碗と、とにかく食べるのに苦労するほどの品々が日々並ぶのです。だからここの宿での夕食のとき、お酒類など飲むどころではないのです。やはり東根同様にこちらの宿でも吹雪く日々でした。私は部屋でテレビを観たりで過ごしていましたが、旦那さんはとにかくひたすら寝ていました。まるで赤ちゃんみたいに暇さえあればグーグーと寝息をたてて昼間から気持ちよさそうに寝ています。昨年からずっと仕事も充実といった半面、やはり疲れがたまっているのでしょう。そんな中でも朝一番や夜遅くでの温泉を楽しみ、吹雪く中を午後から近くをお散歩などと、それはそれなりにのんびりと過ごせました。いつも行く飲泉へも雪の中を出かけ、これもいつもどおりとばかりに湧水を汲みに出かけたりもしました。近くの生協にあったモンブランのプチケーキが美味しかったりと、思わぬサプライズもあったりでした。そしていよいよ我家へと帰る日、思わぬ出来事に遭遇しました。電車は通常通りに動いているといった事前の情報もあり、宿の支配人さんに車で駅まで送ってもらったのですが、駅に着いて切符を買った直後、乗る筈の特急が手前の駅で雪の塊に突っ込んでしまったとかです。2時間ほど待った挙句、代行バスで新潟駅へと行くことになりました。まさかバスでの旅とはと、これも思わぬサプライズ、貴重な経験といったところかもです。新幹線で東京へ、そして夜8時前にやっと我家へ到着。8泊9日、豪雪の中での温泉の旅も無事に終えました。