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2023.09.08
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カテゴリ:BL
​​​※ピュアピュア&感動作のご紹介ですが、お苦手な方はご無理なさらずに※

あと、「読まなくてゴメン」といったお気持ちにもならなくてよいのですよ~!


以前、「BL作品のご紹介の時は『★BL注意★』と書きます」とお伝えしましたが、「注意」というと、何だかよろしくないもののような感じがしちゃうかなと思い、「注意」とは書かないことにしました。

そして、本当は、私がBLに開眼しちゃったきっかけになった作品を一番にご紹介したいと考えていましたが、初心者にはちょっといろんな意味であれかなと…
(いや、私も完全初心者ではあったんですけど)

でも、そうすると、いつまでも何もご紹介できないなぁと思うので、その作品はまた、機会があったらご紹介したいと思います。


まずは、もう、本当の本当にぴゅあっぴゅあ、ぷらとにっくな作品に出会えたのでご紹介します。

​熱くなりすぎてうざがられないように気をつけて書こうと思います……
​​



​​「はじめて、はじめました。」​​​​(マンガ)(暮田マキネ先生)

父を亡くし、5人兄弟の長男として働いてきた鴇(とき)は、
母の再婚を機に「自分の人生を幸せに生きてほしい」という
家族の願いに応えるため、27歳で通信制高校に入学した。

そこで出会ったのは、弟の友人で元子役の俳優・尭良(たから)。
スキンシップが多くて世話焼きな尭良と
「お兄ちゃん」でなくていい時間を過ごすうちに、
鴇には友達以上の感情が芽生え始めて……。

ときお兄ちゃん(27歳)がもう、とてつもなく健気で、可愛くて、芯が強くて、まっすぐで、可愛い(2回目)です。

俳優のたからくん(19歳)もいろいろ抱えているのですが、鴇ちゃんとの出会いによって良い方に変わっていく…というお話です。

口コミにも多々書かれていましたが、鴇ちゃんが本当にかわいすぎて、「きゅん」を超えて​​

「ぎゅんぎゅん」​

します。​​悶絶​​です。


あらすじからもわかるとおり、お話としては決して軽くはないのですが、ちょくちょく笑いもちりばめられているので、くすっとしながら読ませて頂けます。

ただ、もう、随所でひたすら心が

​ぎゅううううう~~~~ん​

となってしまってぎゅん死しそうになるので、私はちょっと、休み休みじゃないと読み進められませんでした。
(ちょっと何言ってるかわからないと思いますが、心が浄化されすぎて、いったん何かで汚さないとその先が読めない感じに……こわっ)

BL味は、ほぼ感じません。(私がマヒしてるだけかもしれな)
プラトニックですし、あまり抵抗なく読めると思います。


この8月に出版されたばかりですが、なんと、9/1には重版(3刷!)されており、アマゾンのレビュー数ももう500を超えて、しかも 4.9 というところにも、人気ぶりが客観的におわかり頂けるかと…。


暮田マキネ先生の作品はまだ全部読めていませんが、どれもストーリーがしっかりしていて読みごたえがあり、切なく、ちょっと重めのお話が多いように感じます。

ただ、これほどまでにプラトニックなのは他にはなかったように思うので、初心者(!)の方はこちらの作品だけで、いったんとどめておかれた方がよいかもしれません

左が鴇お兄ちゃん。超絶きゃわいい)​​

​​
(ア○ゾンとかで)試し読みもできるので、ぜひ、チラ見て雰囲気を味わって頂けたら…。




「おやすみなさい、また明日」​​(小説)(凪良ゆう先生)

先般の日記にも書きました凪良ゆう先生の(一般文芸でない方の)小説です。
長年のパートナーから「子どもがほしいから別れてくれ」と、突然フラれてしまった売れない小説家のつぐみ。
新しく部屋を借りるにも、保証人もなく途方にくれていたところ、
なんでも屋をしている青年・朔太郎に出会い、彼の実家が営むアパートに入居することに!

おおらかで世話好きな朔太郎に、すぐに惹かれてゆくつぐみだけれど、朔太郎に
「恋人は作らない」と告げられて……!?

どうしても「BL小説」とくくられてしまいますし、こちらはまぁ、プラトニックではない場面も少しだけありますが、読み終わったときに幸せな気持ちになれる感動作です。

映画を一本観たくらいの満足感があって、

はぁ、よかった…

二人が出会えて本当によかった……

はうぅぅぅぅ………



と放心してしまい、しばらくの間動けませんでした。


レビューに、
異性愛でも同性愛でも、相手を思いやる気持ちに変わりはない
と書かれた方がいらして、素晴らしいと思いました。

いやほんとそうなのよ、それなんですよ……


比べるものでもありませんが、「エゴイスト」とはまた違う種類の重みで、でも、やっぱり理不尽さ、無念さなどがあり、一方で、爽快な場面もあり……

で、最後にSS(ショートストーリー)があるのですが、それがまたもう、びっくり&最高で…

超名作だと思います。

さらに、あとがきに、そのSSへの凪良先生の想いと、担当さんとの攻防(!)が書かれていて、裏話的でおもしろいです。


私は幸いネタバレなしでドキドキしながら読めましたが、ある映画に似ている雰囲気もあり、ネタバレなしで読める方が絶対によいので、もしお読み頂けるならば、読まれる前にはなるべくレビュー等ご覧にならないことをお勧めします。




あ、あとがきと言えば、上でご紹介した暮田マキネ先生の作品のおまけのところも、たまたま今回は表紙絵についての担当さんとの攻防のお話で、そんなに細かく設定を考えるのか…と感服しました。

いつもはおまけで各話の解説(先生がどういう想いでその回のお話を書かれたか)をして下さってて、それもとても興味深く読めるのですが…



…あ、やばい語りすぎてうざくなってるわたし…


ほななぁ~~~っ🌴





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Last updated  2023.09.10 03:22:22
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