躍る熊とバッファロー。

昨日は金曜という事もあり、帰りしなに上司に飲みに誘われる。

そして、居酒屋で３時間ほど粘った後
「今日は最後まで付き合いなさい」

タクシーに便乗し、新橋へ。
初めて降りるサラリーマンの町である。
早くも、ＳＬ広場前でインタビューを受けてる姿が。ブロードキャスターとかで使うのかな・・・？

上司は歓楽街のメインストリートから一本横に入った筋にある、ある雑居ビルの２階に我々を導いた。そこに待っていた世界は・・・スナック。

「○○さん、お待ちしてました～！」
いかにもな水色の服を着たママ（推定４０代）が出迎える。テレビとかでしか見た事が無かったが、これがおっさん達のオアシスか・・・。

飲み物は何も言って無いのに、角瓶の水割りが用意。さっさと飲み干して違うのを飲もうとしても、そこはさすがに気がきく。半分空けるまでに必ず水割りを入れ直してくる。いえママさん、お気遣いは無用です！結局他の飲み物にはありつけそうになりんでポッキーとナッツをむさぼる。

「うちの新入社員の○○です」
「あら～！若々しくてかわいい～！！」

年が倍ほど違うんだから、そりゃそうだろう。。しかも周りはおっさんだらけだし。

しばらくして、カラオケが始まる。周りの別のおっさんグループと共用。歌われてる曲は、月光仮面・やしきたかじん・三橋美智也など、ジェネレーションギャップは否めない。
やがて自分の番が回ってきた。ここは普段のカラオケの様に歌ってはまずいだろう。と思って

竹内力
　↓
河島英五
　↓
井上陽水
　↓
坂本九

思いつく限りでＴＰＯをわきまえて歌う。最後は店の女の子（３０代）と、かろうじて覚えてた「愛が生まれた日」をデュエットして終了。そこに愛はあるのか。

ただ、水商売の人たちは偉いと思った。自分も結構飲んでるのに、周りへの気配りを忘れない。下ネタを言われても、ソフトに返して雰囲気を崩さない。何よりもすごいのは、相手の名前をばっちり覚えている。今日は別のグループを合わせても、店に初めて来た人が私を含めて８人ぐらいいたのに、一度挨拶しただけで確実に把握ができている。この辺りは私も見習わなければと思いました。


いろいろ苦労した甲斐あって、日付が変わる頃上司たちはご機嫌な状態で帰ってくれました。しかもタクシーカードまでくれた。こんなんで使っていいのか・・・。