|
テーマ:KIMONO LOVE(433)
カテゴリ:大和なでしこ計画!
先日、仕立てを頼んでいた浴衣が2枚でき上がってきました。 1枚は、習っている日本舞踊の先生と弟子仲間とのお揃いの浴衣。 習っている流派のオリジナルの反物です。 毎年、数種類の浴衣の反物が販売されるんですが、今年は先生、弟子仲間と話し合って、みんなお揃いで買うことにしました。 選んだのが写真右の縦ラインがはっきりと強調されている柄。 “今まで買ったことがないようなものにしよう!” ということになり、男物を思わせる粋なデザインにしたのです。 写真左は、母の知り合いが歌舞伎関係のお仕事をしていて、その方からいただいた反物を仕立てたものです。 シンプルなのに、鳥と果物の柄が可愛いデザインです。 両方とも白の木綿地に藍で柄が描かれてます。 仕立ては、実家の両親が、懇意にしている老舗の呉服屋さんに頼んでくれました。 (私の七五三も成人式の着物もこの呉服屋さん!) さすが、腕のいい呉服屋さん、仕立てられた浴衣は、手縫いなのに、とってもキレイな縫い目。 私は、ワクワクしながら新しい浴衣をもって、日本舞踊のお稽古に行きました。 と、ところが、 着れないんです。 帯が結べないんです。。。 なぜなら、身八つ口(みやつぐち)が開いてない。 身八つ口は女性の着物の脇の下にある空きのことなんですが、この部分が無い・・・。 おかしい・・・。 どうしよう・・・。 気持ちは焦るばかり。 帯が締められないまま、私のお稽古の番が来ました。 先生に、 『先生、浴衣がおかしいんです。帯が締められません。』 と焦りながら言うと、先生はパパッと見て 『これ、男仕立てだからよ。』と・・・。 男仕立て~ッ!?? 男の人用の浴衣は着た事がなかったので、まるっきり気づかなかったのです。 ショックでした。仕立てられた浴衣、2枚ともが男仕立てになってたんですから。 着てみなかった私も私だけど、老舗の呉服屋さんがこんなことしていいの~!?と。 確かに柄は、男の人が着がちなシンプルで粋なものだけど、ちゃんと確かめるはずでしょ? 呉服屋さんに伝えると、びっくりして即効で実家にやって来ましたけどね・・・。 幸い、私は小柄なので仕立て直しがなんとか効いて、女物になって返ってきました。 しかし、あのお稽古の時は、仕方がないので男仕立ての浴衣で無理やり帯を締めて踊りました。 袖は振ることできないし、おはしょりが十分にないから、しっくりこないし、で本当に最悪でした。 わたくし、男じゃありませんのよっ!!(怒) ★粋なデザインなので、帯はシンプルなものを。 人気blogランキングへ ★ゆかた屋さんには、素敵な浴衣がいっぱいあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[大和なでしこ計画!] カテゴリの最新記事
|