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テーマ:愛しき人へ(903)
カテゴリ:恋愛
明日、中学校の同窓会があります。
私が通ったのは東京都立の中学校で1クラス40人。それが8クラス。 明日一体何人が参加するのか分かりませんが・・・。 卒業以来22年・・・(うわ~、年とっちゃったなぁ) 自分でもびっくりです。 年が経つのは早いもの。 最初はあまり行く気がしなかった同窓会。 でも仲良しの友達から連絡を受け、他にも数人仲の良かった女の子友達が来ることを知り、行くことにしました。 大人になってからのまともな同窓会は今回が初めての私。 みんな、どうなってるのかなぁ・・・ と期待と不安(?)が入り混じった心境です。 女の子友達とも会いたいけど、ちょっと気になるのは卒業前にちょっとだけお付き合いしていたT君です。 T君とは幼なじみ。 小学生の頃から同じ近所の英会話教室。 中学では同じ塾。 小学生の頃は1人で歩いていた私を T君は自転車でやって来て「バーカ」と言いながら 泥だらけの靴で私の背中を蹴飛ばして行ったことも・・・ もちろん私は泣きながら家に帰りました。 そんなT君が、中学三年のある時、塾の帰りに私を呼び出しました。 そして初めて見る真面目な顔で「付き合ってほしい」と、言ったのです。 私はめちゃくちゃびっくりしました。 T君のことは好きでした。 でも異性としての「好き」なのかは、よく分からなくて・・・ あぜんとしながら、ドキドキしながら 何を言おうか考えていると、T君、泣き出しそうな顔になってきました。 それを見て焦った私は 「い、いいよ。」と思わず言ってしまったのです。 そんなことで付き合うようになったT君と私。 でもその頃の「付き合う」なんてカワイイもの。 学校の帰りに一緒に帰る。 塾の帰りに一緒に帰る。 レコードやテープを貸し借りする。 スケートに男女数人で行く。 これぐらいです。 (あ~、カワイイお付き合い) しかしそんなお付き合いも長くは続きませんでした。 きっかけは高校受験。 彼は有名私立高校と、滑り止めに普通の私立高校の2校を受験。 私は都立高校が第一希望。 そして滑り止めにT君と同じ普通レベルの私立高校を受けていました。 結果、彼はほぼ確実と思われていた有名私立高校に落ち、滑り止めの高校に行くことに。 私は第一希望の都立に合格。 こうして私は幸せいっぱい。彼は落胆・・・な結果に。 優秀だと尊敬していたT君の落ち込む姿を見て、なんだか急に頼りなく思えてしまった私。 (そういう時こそ励ましてあげなきゃいけなかったのに) 将来を不安に思ったのかT君は、「大学は同じ大学に行こうね。」と私に言ってきた。 え?まだ高校にも行ってないのに? と、驚いた私。 なんだかこの先の人生をT君の決められてしまうようで、正直パニックになってしまった・・・。 きっと本気でT君のことが大好きだったら嬉しい言葉だったんでしょうね。 まだまだ「好き」とか「恋愛」とかが、よく分からなかったんですね、私って。。。 ほんと、子供でした。 そして中学を卒業した後、悩んだ末に 「もう高校も別々だし会えなくなるから、付き合うのはやめよう。」と手紙を送ってしまった私。 数日後、T君から届いた返事。 文面は恨み言などは一切なく、 「espressoの笑顔はすごくいいから、いつも笑っていてね。」と・・・。 いい人でした。T君。 そして卒業以来会ってないんです。T君と。 高校に入ってから、T君と仲のいい女の子友達と会った時、 「T君、相当落ち込んでたよ~。もう彼女はいらない、とか言ってたし。」 と言われ、自分のしたことを反省しました。 最初からちゃんともっと考えてから付き合えば良かったのに、、、と。 そのまたずっと後になって 風の噂で、彼は高校を卒業した後 京都大学に行ったとか。 (やっぱり同じ大学には行けなかったな。私そんなに頭良くないし/笑) それ以来会ってないわけですが、私にとっては ほろ苦い思い出として忘れられないのです。 だから一目会ってみたい、と思うのです。 会ってふつうに話せたらいいんだけど・・・と。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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