|
カテゴリ:カテゴリ未分類
昨日、ドキュメンタリー番組を観た。
内容は、生まれたばかりの二人の赤ちゃんが、 病院内で入れ替わってしまったのだ。 オーストラリアの東側、ゴールドコーストでの実話。 約16年前、二人のシングルマザーが同じ病院で30分違いで出産を終えた。 生まれた赤ちゃんは、両方とも男の子。 取り出された赤ちゃんは、隣り合わせのベッドで寝ていた。 しかし、そこで行われてはいけないミスが 起こってしまったのだ。 そう。二人の赤ちゃんは、間違いで入れ替わってしまい、 Aさんから生まれた赤ちゃんAくんは、Bくんを産んだお母さんBさんへ。 赤ちゃんA → B君の産みの母親Bさんへ 赤ちゃんB → A君の産みの母親Aさんへ 最悪な事に、その後2年間、だれもその真実を知らなかった。 A君、B君が2歳になったとき、何がきっかけか DNAテストをB君が受ける事になった。 判明したのは、Aさんと子供の遺伝子がマッチしない? ショックを受けたAさんだが、今度は自分の本当の子供は どこに居るのか探し始めた。 そこで見つかったのが、同じ日に30分違いに生まれた A君。 本当の子供A君は、B君の母親のBさんが育てていたのだ。 約11年の歳月がすでに経っていた。 ようやく、母親Aさん、Bさんは自分達がお腹を痛めて産んだ子供達との再会をはたした。 もちろんその子供達A君とB君も、自分の実の親との再会。 真実を知ったときの彼らの気持ちは、いかなるものだったのだろう? 想像を絶するようなことが、実際の生活の場面で起こっているのだ。 そして、彼らの下した結論は、 ”育ての親が、自分の産んだ子供じゃない子供を 今まで行ってきたように育てる”という選択。 さらに、人生は公平ではないようなきがした。 なぜなら、A君とB君の育った環境があまりにも違うからだ。 Aさんは再婚をし、2番目の夫と、とても裕福な家庭を築いていた。広くて豪華な家。私立の学校。そして、ほしいものはすべて与えられて育ったB君。 B君の話し方や態度は自信にあふれ、裕福である事を少し鼻にかけた様子。自分がAさんと血のつながりが無いと分かった後も、この家の子供でいたい。今の環境に満足しているから。と言っていた。 それに反してB君の本当の親、Bさんは、再婚もせず、とても貧しい生活をA君と送っていた。Aさんの家とBさんの家は約500mほどしか離れていない。 しかし、環境は雲泥の差だ。 A君は公立の学校へ行き、着ているものも、話し方も態度もとても謙虚。貧しいながらもとても暖かい心をもった、お母さん思いの青年になっていた。 A君は毎日のように、実の母親Aさんと電話で話をし、 実の母親Aさんも、育ての親Bさんのことも心から愛していると言う。 できることなら、実の親Aさんとも暮らしてみたいと。 しかし、裕福な家庭で育ったB君は、実の母親と約2年も 会っていない。レポーターが、ある質問をB君に投げかけた。 「実のお母さんBさんが、一緒に住もうといったら、一緒にすみたい?」 「うーん、実のママを愛しているけど、一緒には住みたくない」 「それはなぜだい?」というレポーターに、 「今の生活に満足しているから」と。 さらにレポーターが、 「今、幸せかい?」と聞くと 「YES」と即行、答えを出したB君。 そして、以上の同じ質問にA君は 「本当のことなら一緒に住みたいよ。でも、無理だろうなぁ。」 「今、幸せかい?」とレポーター、 「Unnnnn, YES maybe....」 (うーん、幸せだよ。多分。。。) と、A君は答えた。 その答えを聞き、なんともいえない気持ちになった。 本当は、少年A君が恵まれた家庭で育ち、B君が送っているはずの生活を実の母親と送るはずなのに・・・・ ひとつのミスがここまで4人の人生を狂わせ、 悲惨にも、こんなに育った環境、今居る環境が違って いいものか? なぜ、実の母親は真実を知った後も、実の息子と一緒に暮らす事を選ばなかったのか? A君のように、心に大きな重い荷物を抱えたまま これからの将来を過ごさなけれあならない少年に、 何か希望の光を与えられないものか? などと、いろんなことを考えさせられた番組だった。 皆さんが母親の立場だったら、どのような選択をしますか? 追伸:まだ子供のいない私だが、自分が出産をするときは、 このようなミスが決して起こらないよう、 目を光らせておきたいと思う! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|