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カテゴリ:考察
今年の玩具市場規模調査結果データが出ました。
去年の記事とデータを重ねる事で、日本国内でのTCGの市場規模の推移が分かります。 小売ベース、単位百万円で 2005年度 63,153 2006年度 38,788 2007年度 54,492 2008年度 76,109 前年比で140%の売上げ。驚異的な伸びです。2006年との比較で200%の市場となっています。他の玩具が横ばいですから、TCGの好調さが目を引きます。 デュエルマスターズの売上げの推移データは出荷ベースで 2003年3月期 44億円 2004年3月期 110億円 2005年3月期 96億円 2006年3月期 109億円 2007年3月期 52億円 2008年3月期 64億円 2009年3月期 109億円 2007年3月からコナミは遊戯王の売上データの公表を止めてしまいました。TCG全体の小売ベースの上のデータと、DMの売り上げデータから、遊戯王の売り上げを類推するしかありません。各種データから、2009年の遊戯王の日本国内出荷額はデュエルマスターズとほぼ同程度だったと類推します。 ちなみに遊戯王の売り上げは国内だけでは無くて北米とユーロエリアがあります。2006年の総計で350億ほど、国内100億、北米150億、ユーロ100億の計350億ほどだったと思います。 デュエルマスターズの海外展開は韓国語版のみ。こちらは2008年、2009年共に15億円程度です(出荷ベース)。 国内TCG市場は761億円という大きな市場に育ちつつあります。タカラトミー/コナミのデータは出荷ベースなので、小売段階では約2倍の金額になります。デュエルマスターズ、遊戯王の小売ベースでの金額はそれぞれ200億程度となり、シェアそれぞれ26.3%。DMと遊戯王という2タイトルだけで、国内シェアの53%を占めている事になります。 --------注意----------- 上記TCGの売り上げ総額には、アーケードカードゲームは含まれていません。業界団体も違います。三国志とかガンダム系等々、アーケードカードの市場規模は、2008年で800億を超えていました。 玩具売上げの推移データには、コンピュータゲームも含まれません。こちらも集計している業界団体が違います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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