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北京ビジネス最前線改め中国ビジネス後方基地

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2005.07.26
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日中間でビジネスをしていると、「中国ではこうです」とか「日本ではこうします」といった主張をお互いが行い、なかなか収拾がつかなくなることがあります。
中国人から「中国ではこうするのがフツーです」とか「中国でそうするのはヘンです」などと言われてしまうと、私たち日本人は"カチン"と来ることがあります。「中国だから、中国だから、とばかり言っていないで、日本側の言うとおりやってくれよ」と言う感じになることが多いでしょう。
いっぽう私たち日本人も、中国側に対してたびたび「日本ではこうするのがフツーですから、この方法でやってください」とか「日本ではそんな風にしません」などと言ってしまう事が多いのではないでしょうか。こうした言葉を耳にした中国人は「ここは中国なんだから、"日本では"とか言われても困る。」と怒り出したりします。
でも冷静になって考えてみてください。日本人の皆さん、ここは日本ではありません。中国人の皆さん、あなたの取引先(顧客)は、日本人(日本企業)なのです。そのことを受け止められない日本人は、日本でお仕事していれば良いのですし、納得できない中国の方は、日本人(日本企業)と取引きしなければ良いのです。お互いに必要なビジネスであれば、お互いを理解し合いながら進めていかなければ.....

日本側は「日本ではこうしているから、兎に角こうしてくれ」と言う風に頭ごなしに言わずに、その背景、理由、メリットなどをしっかりと説明するのが良いと思います。"日本流"のメリットや理由がハッキリしていて合理的である場合は、中国側は積極的に聞き入れるはずです。彼らの反論もしっかり聞きましょう。マーケットやインフラなどバックグランドの違いが、意見対立の要因になっている場合には"日本流"を押し通すのは危険なはずです。良く話し合って、最善策を見つけるべきでしょう。
逆に「中国ではこうするのがフツーだから、日本側のリクエストは受け入れられない」様な場合も、しっかり理由を聞き出すべきです。中国でも"日本流"に対応できる糸口が発見できるかもしれません。もちろん、中国固有のバックグランドのため"日本流"で対応することが難しいケースと判断した場合には、妥協も必要でしょう。或いは"中国流"のほうが合理的だったりメリットが大きい場合は、なにも「日本では...」に固執する必要はないので、"中国流"を取り入れることもできるでしょう。

「日本ではこうしている!!」と頭ごなしに要求しても、よほど納得する理由が無い限り、中国側は日本側の言うように動いてくれないはずです。どうして「日本ではこう」なのか、"日本流"が正しい或いは合理的な方法だと確信を持っているのであれば、丁寧に説得力のある説明をしたほうが良いでしょう。そうすれば「中国ではできない」合理的な理由も聞き出すことができるはずですし、日中間でより良い解決策を見出せると思うのです。





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Last updated  2005.07.26 18:34:24
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