ちょっといい話♪・・・ ~広島東洋カープ編~
今から10年余り前のお話。。。広島の正田選手に憧れる一人の少年が居た。彼の名前を仮にA君としよう・・・千葉に住むA君は、家族が広島出身でもなく、広島カープのファンでもなく、ただ純粋に正田選手に憧れていた。そんなA君のひたむきさに両親が応える形で、ある時、広島市民球場まで家族旅行を兼ねて、正田選手の姿を観に行くこととなった。チケットも用意して、いよいよその日が近付いてくる。A君の父親は、何の気なしに、広島球団へ電話をかけた。電話に出てくれた球団職員に千葉から試合を観に行くことを告げると、その職員は、チケットを持っているのかどうか、心配して父親に尋ねた。既に用意が出来ていることを伝えると、「球場でお待ちしております。」とのこと・・・いよいよ、その日がやってきた。球場に着いたA君親子を電話に出てくれた職員が出迎えてくれた。そして、開場前、広島がチーム練習をしている時にベンチへ招き入れてくれ、憧れの正田選手と感激のご対面。その後、チーム全員と記念写真を撮らせてもらった。A君親子は、嬉しさいっぱいにスタンドへと向かった。更に、正田選手が試合前に、A君の前に再び現れ、ネット越しに手渡しで、野球のボールをプレゼント♪少年の感動は、計り知れない・・・!!!「試合が終わってもそのまま席で待っていて下さい。」と球団職員に言われ、その通りにしていると、なんと、先発メンバー全員のサインが入った色紙を手渡してくれ、「又広島に来るようなことがあったら、いつでも連絡して下さい。」と、親子に告げる。なんとも心のこもった市民球団らしい対応である。その後もA君は、千葉の地より広島球団を応援し続けている・・・正田選手に憧れ、A君も野球の選手となりセカンドとして甲子園を目指したが、夢はかなわなかった・・・。なんとも心温まる話だったので、今回書かせてもらいました!*このお話は、実話に基づいていますが、あくまで当時の球団職員の粋な計らいともいえるエピソードであり、広島球団への問い合わせや、同様のサービスの要求等しないようにお願いします。。。